連載:コロナで変わる野球界の未来

プロ入りは高卒か、大学経由がいいのか 日体大に見る“4年”の意味

中島大輔
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「日体大はピッチャーが育つ」

西武・松本らのように、大学で大きく才能を伸ばしドラフト上位でプロ入りするケースが近年多いのが日体大だ 【写真は共同】

 甲子園で活躍してドラフト指名されながら、伸び悩んで消えていく高卒選手が多くいる。

 対して高校時代は全国的な注目を集めなかったものの、大学での4年間で成長し、上位指名を受ける者も少なくない。

 2018年ドラフト1位の松本航(埼玉西武)、同2位の東妻勇輔(千葉ロッテ)、2019年ドラフト2位の吉田大喜(東京ヤクルト)、そして今年の1位候補に挙げられる森博人――。いずれも日本体育大学で大きく伸びた投手たちだ。

「日体大はピッチャーが育つ」という評判を聞きつけ、近年、入部希望者はうなぎ上りだという。とりわけコロナ禍の今年、ドラフト指名の当落線にいる数人の高校生が、「日体大から声がかかっているなら、そこで成長して4年後にプロを目指します」と入学を決めた。
 高校から大学に進めば、伸びるわけではない。むしろ、その逆もある。
 東京六大学や東都大学リーグを狙える選手が、日体大を選ぶことは珍しい。
 ではなぜ、日体大の投手たちは伸びていくのだろうか。
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著者プロフィール

1979年埼玉県生まれ。上智大学在学中からスポーツライター、編集者として活動。05年夏、セルティックの中村俊輔を追い掛けてスコットランドに渡り、4年間密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『プロ野球 FA宣言の闇』。2013年から中南米野球の取材を行い、2017年に上梓した『中南米野球はなぜ強いのか』(ともに亜紀書房)がミズノスポーツライター賞の優秀賞。その他の著書に『野球消滅』(新潮新書)と『人を育てる名監督の教え』(双葉社)がある。

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