連載:コロナで変わる野球界の未来

巨人、西武が提案 キーワードは“体験” 未来を開く「親会社×スポーツビジネス」

中島大輔
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バックネット裏に広がる贅沢な空間

選手の声やミットに収まる捕球音など、観客が限られる中だからこその臨場感が楽しめる今シーズン 【写真は共同】

 無観客試合で開催された東京ドームのバックネット裏の“席”には、贅沢(ぜいたく)な空間が広がっていった。

 巨人の先発・戸郷翔征が独特のフォームから思い切り腕を振ると、広島の主砲・鈴木誠也に150キロ前後の速球が鋭い角度で投げ込まれていく。外角に投じられたフォークは、フォーシームのような軌道から突然ストンと沈んだ。ネット裏の視点で見るからこそ、1球1球をド迫力で感じられる。
 広島の先発左腕クリス・ジョンソンに3アウトを取られると、「よっしゃ、守備だ!」という声が巨人ベンチから聞こえてきた。まるで巨人の選手たちと一緒に試合を見ているような気分になる。
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著者プロフィール

1979年埼玉県生まれ。上智大学在学中からスポーツライター、編集者として活動。05年夏、セルティックの中村俊輔を追い掛けてスコットランドに渡り、4年間密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『プロ野球 FA宣言の闇』。2013年から中南米野球の取材を行い、2017年に上梓した『中南米野球はなぜ強いのか』(ともに亜紀書房)がミズノスポーツライター賞の優秀賞。その他の著書に『野球消滅』(新潮新書)と『人を育てる名監督の教え』(双葉社)がある。

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