愛の迷いを乗り越えて。イラプト 「競馬巴投げ!第133回」1万円馬券勝負
JCは明らかに危機に瀕している
[写真1]キタサンブラック 【写真:乗峯栄一】
開設当初、メアジードーツ、ハーフアイストなど、割合注目の薄い馬が勝ったこともあり「アメリカ馬でJCに狙いを定めてきている二流馬を買う」を個人的格言にしていたが、今年など、一流も二流も関係ない、アメリカからは一頭も来ていない。ヨーロッパ勢も際だった成績を持たない3頭が来ているだけだ。
びっくりするような賞金設定にしているのに、JCは明らかに危機に瀕している。
天皇賞や有馬記念と同じメンバーで、同じ結果が出ても面白くも何ともないじゃないか。ジャパンカップはやはり外国馬の強さを見たい。秋天皇賞とジャパンカップは合同にして1レースだけやり、「外国馬は来ても来なくてもいいよ」という形にするべきだ。日本馬のレベルアップを見せるのは、凱旋門賞やブリーダーズカップでいい。馬券も買えるようになったし、テレビ中継を充実させればいい。
お前こそリラックスせえや、ロッド・スチュアート
[写真2]リアルスティール 【写真:乗峯栄一】
しかし40年も聴いていて、最近になって発見したことがある。
これは前にも少し書いたが、ロッド・スチュアートは「TONIGHT'S THE NIGHT」というヒット曲(邦題は「今夜決めよう」とかなっている。何を決めるっちゅうねん!)の中で「♪リラックス ベイビー」と言ってる。60過ぎても若い嫁さんを貰い、子供まで作る男はこういうことを言う。
ぼくなんか「リラックス、リラックス、ほんとに大丈夫」と自分の下半身に向けてひたすら呪文を唱え、それでも武運ツタナクてなことになって、女は「あーあ」と大声出し「少しはリラックスしたらどうなのよ」と髪掻きむしって出て行ったりする。「リラックス!」には悲しい思い出しかない。
大変な違いだ。
でも、特に日本人の男でベッドで横になった女に向けて「リラックス ベイビー」と言える男はどれぐらいいるだろう? そうはいないはずだ。スコットランドには「うん?」とロッドの方に向き直り「お前こそリラックスせえや、ロッド・スチュアート」と言い返す女はいないんだろうか?