【J1第2節 番記者通信簿】立て直したG大阪 “98年以来”を遂げた湘南も最高評価に

サッカー新聞 エルゴラッソ

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第2節では、開幕戦(C大阪に2-5で敗戦)でのDランクから大きくジャンプアップする格好となったG大阪と、開幕連勝スタートに成功した湘南が最上位のSランクに輝いている。

※リンク先は外部サイトの場合があります

 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

Sランク G大阪(総合評価点:51)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:下薗 昌記】
【総評】負傷者も多い苦しい状況でダニエル・ポヤトス監督は現実的な戦い方と、それに適したメンバーを投入。過度にボール保持やプレスに固執せず、クレバーに戦った。高評価の興奮度は、倉田秋の10年ぶりの1試合2ゴールによる場内の盛り上がりゆえ。途中出場の選手も割り切って役割に徹し、南野遥海や江川湧清も見事なパフォーマンスだった。

※リンク先は外部サイトの場合があります

Sランク 湘南(総合評価点:50)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:河合 萌花】
【総評】C大阪のキーマンを把握し、全員が共通認識を持って守備を固めた立ち上がり。主導権を握り先制点を決めると、危なげなく折り返したことが後半の2点目につながった。その後は1点を返され、耐える時間もかなり長くなったが、結果的に「それでも勝ち切れた」という印象を強くした。1998年以来となるトップカテゴリーでの開幕2連勝と、記録にも残る試合。

※リンク先は外部サイトの場合があります

A+ランク 町田(総合評価点:45)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:郡司 聡】
【総評】無失点で試合を進めて少ないチャンスをモノにする。注文どおりの“黒田式勝利の方程式”だった。特に終盤に奪った決勝点は、昌子源、中山雄太、西村拓真の“質の集合体”で奪取。再現することが難しいゴールシーンは称賛に値する。また、前節・広島戦での負傷から復帰した岡村大八もマルセロ・ヒアン封じで勝利に貢献。

※リンク先は外部サイトの場合があります

A+ランク 鹿島(総合評価点:43)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:田中 滋】
【総評】前からのプレスで引っ掛けたい相手の狙いを、2トップを生かしながらうまくいなした。まだまだつたない部分もありながら、2試合目にして相手を見て戦う勝ち方の片鱗を見せられたのは大きい。中でもボランチに入った樋口雄太と右サイドハーフに入った小池龍太がクレバーなプレーを見せた。

※リンク先は外部サイトの場合があります

A-ランク 京都(総合評価点:42)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:雨堤 俊祐】
【総評】味方との連係を意識したプレッシングを仕掛けて試合の流れをつかむ。特に開幕戦では乱れていた、味方をサポートし合う適切な距離感が保てており、連動して戦うことで球際の戦いでも強さを発揮するなど、強烈な個を持つ相手に対してチームとして対抗した。

※リンク先は外部サイトの場合があります

1/4ページ

著者プロフィール

Jリーグを中心にお届けする日本唯一のサッカー専門新聞。J1J2全40クラブ番記者の現地取材をもとに迫力あるビジュアルで、全試合のプレビュー、マッチレポート、インタビューなどの特集を配信中。表紙コンビニプリントも好評販売中!

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント