J1指揮官たちの意外な関係や対戦相手との因縁を掘り起こす…今季のJ1がより楽しくなる豆知識
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現役時代にチームメートだった監督たち
長谷川健太(名古屋)&松橋力蔵(FC東京):日産でチームメート
長谷部茂利(川崎)&金明輝(福岡):市原でチームメート
名古屋グランパスの長谷川健太監督とFC東京の松橋力蔵監督は日産自動車サッカー部時代のチームメートで、前者がウイング、後者がプレーメーカーの関係性だった。「公私ともにお世話になった」とは3歳下の松橋監督の弁。こちらは松橋監督がアルビレックス新潟を率いていた昨季、ルヴァンカップ決勝で顔を合わせた際にも話題となった。今季は、かつて長谷川監督が率いたFC東京の指揮官に松橋監督が就任したという点でも因縁の対決となる。
マニアックなところでは、長谷部茂利監督と金明輝監督。2001年の1シーズン限りだったが、ジェフ市原(現千葉)でチームメートだった。ズデンコ・ベルデニック監督に率いられた市原が年間3位に躍進したこのシーズン、30歳を迎えた長谷部監督はリーグ戦21試合出場の主力で、金監督は高卒ルーキー。そのため、それほど深い交流はなかったはずだが、ナビスコカップ2回戦の清水との第2戦で金監督が途中出場を果たし、38分間だけ同じピッチに立っている。
かつて指導者として同僚だった監督たち
長谷部茂利(川崎)&木山隆之(岡山):神戸でともにコーチ
松橋力蔵(FC東京)&アーサー・パパス(C大阪):横浜FMでともにコーチ
長谷部茂利(川崎)&樹森大介(新潟):水戸で監督とユース監督
秋葉忠宏(清水)&樹森大介(新潟):水戸で監督とユース監督
現役時代に2シーズン、ヴィッセル神戸でプレーした長谷部監督は11~15年に古巣のコーチを務めた。一方、神戸でのプレー経験はないものの、兵庫県出身の木山隆之監督も13~14シーズンに神戸のコーチを務めており、ふたりは2年間、安達亮監督のもとで同僚だったということになる。ちなみに、13年シーズンは吉田孝行監督が選手として神戸に在籍し、現役ラストシーズンを送ってもいる。
日産や横浜マリノスでプレーした松橋監督は現役引退後、古巣のアカデミー指導者やトップチームコーチを歴任。17年から再びトップチームに関わると、エリク・モンバエルツ監督、アンジェ・ポステコグルー監督をサポートした。その3年目となる19年にアシスタントコーチに就任したのがアーサー・パパス監督。ふたりは2年間、同僚としてポステコグルー体制を縁の下から支え、19年シーズンのリーグ制覇に貢献した。
純粋な同僚というわけではないが、長谷部監督、秋葉監督が水戸ホーリーホックのトップチームを率いていたとき、樹森大介監督が水戸ユースの監督を務めていたことにも触れておく。