【週刊ドラフトレポート#28】中学から評判の大型右腕!寺西成騎 今年の東都No.1右腕、坂口翔颯
今年の大学生投手は金丸夢斗(関西大)が超目玉で、中村優斗(愛知工業大)も1位指名が有力視されている。今回は最終学年では苦しんでいるものの、彼らに続くポテンシャルの高さを秘めた本格派右腕2人を紹介します。
(企画編集:Timely!編集部)
*現時点のレベルバロメーター:★の数
★★★★★ 5:複数球団の1位入札濃厚
★★★★☆ 4:1位指名の可能性あり
★★★☆☆ 3:上位指名(2位以上)の可能性あり
★★☆☆☆ 2:支配下での指名濃厚
★☆☆☆☆ 1:育成であれば指名濃厚
「中学から評判の大型右腕!怪我を乗り越え大学で復活!」
【写真提供:西尾典文】
【将来像】木佐貫洋(元巨人など)
長身を持て余すことなく使え、バランスの良いフォームが木佐貫と重なる
【指名オススメ球団】ソフトバンク
世代交代は必要なものの、余裕を持って育成できるチーム事情から
【現時点のドラフト評価】★★★☆☆
上位指名(2位以上)の可能性あり
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高校時代からフォームの良さは抜群で、スピードもコンスタントに140キロ台後半をマークするなどそのポテンシャルの高さは誰もが認めるところだが、不安材料は故障が多く、なかなか良い状態が続かないという点だ。今年も春、秋ともにリーグ戦は出遅れており、期待された成績を残すことはできていない。直近で投球を見ることができたのは10月6日の対帝京大戦だが、2回まではパーフェクトピッチングと抜群の立ち上がりを見せたものの、その後はスリーランを浴びるなど3回1/3を投げて6失点で負け投手となっている。視察に訪れていたスカウト陣からも微妙な雰囲気が伝わってきた。
ただそれでもフォームとボール自体は誰が見ても良いというレベルであり、コンディションの面さえクリアできればプロでもローテーションとして活躍できる可能性は高い。戦力的に少し余裕のある球団であれば、将来のエース候補として指名するにはうってつけの選手と言えそうだ。