今季こそ悲願のリーグ制覇を目指すDeNA 打線の鍵を握るのは「一塁・オースティン」
98年以来のリーグ制覇を目指すDeNA。オープン戦でヒットを量産している度会ら、楽しみな新戦力も多い 【写真は共同】
今回、評価に活用した2つの指標(wRAA、RSAA)は、スポーツナビがプロ野球の週間MVPを選出する企画でも活用しており、指標の解説を以下リンクから確認できる。
※本文は2024年3月17日時点の情報をもとに執筆。
※リンク先は外部サイトの場合があります
ローテーションを支えた2投手の穴埋めが重要課題
DeNA投手:2023年得点貢献度 【データスタジアム株式会社】
若手ではともに高卒3年目の小園健太、深沢鳳介が猛アピールを見せており、激しいローテーション争いを繰り広げている。このような新戦力に加え、2度の2ケタ勝利を誇る大貫晋一やFA権を行使して残留を決めた石田健大、トミー・ジョン手術からの完全復活を目指す平良拳太郎といった既存選手の奮起があれば、他球団と比べても引けを取らない先発投手陣を形成できるだろう。
新戦力を加え競争が続くリリーフ陣
昨季は森原がシーズン途中から抑えを任されたが、今季は開幕からクローザー争いが繰り広げられそうだ 【写真は共同】
そして、注目は昨オフに三浦大輔監督が白紙を明言したクローザー争いだ。昨季は前半戦こそ山崎康晃が守護神を務めるも、不振により7月中旬から中継ぎに配置転換。以降は森原康平がそのポジションに回り、17セーブをマークした。今季の実戦ではここまで山崎、森原に前述の伊勢を含めた3投手で争いを続けているが、一刻も早い固定が待たれるポジションだろう。