“通”たちが語る「奥深きスポーツ漫画の世界」

ライターが選ぶ“極私的”野球漫画ベスト10 時代を先取りしていたあの名作は果たして何位?

カルロス矢吹
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【YOJI-GEN】

 スポ根漫画の王道と言えば、野球漫画だろう。高校野球やプロ野球を舞台に数々の名作が生み出されてきた。今回は『月刊ドラゴンズ』で連載を持つカルロス矢吹氏に野球漫画ベスト10をセレクトしてもらった。誰もが納得の王道から思い入れたっぷりの隠れた名作まで、魅力的な10作品を紹介しよう。

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プロ野球の新しい見方を教えてくれたのは……

■10位■
ベー革
クロマツテツロウ

【YOJI-GEN】

 クロマツテツロウ先生の野球漫画といえば、今をときめく『ドラフトキング』の名前が真っ先に上がると思いますが、敢えて取り上げたいのが『月刊少年サンデー』で連載中のコチラ。というのも、クロマツ先生、そして主人公である乙坂真一のモデル(だと思う)トレーナーの高島誠さん、両名共に友人だからです。

 読んでいると各キャラクターのセリフが2人の声で響いてくる、まだアニメ化もされていないのに、こんな贅沢な気分で読める漫画はそうそうないので、超私的な思い入れも込めて10位にランクインさせてもらいました。進学校の野球部が1日50分の効率的な練習で甲子園を目指す、というストーリーも単純に面白いので未読の方は是非!
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著者プロフィール

1985年宮崎県生まれ。作家、専門はポップカルチャー。(株)フードコマ代表。大学在学中より日本と海外を往復しながら執筆業を開始。2012年より、日本ボクシングコミッション試合役員に就任。山中慎介や井上尚弥ら、日本人世界チャンピオンのタイトルマッチを数多く担当。親子三代に渡る生粋の中日ドラゴンズファン。著書に『のんびりイビサ』、『北朝鮮ポップスの世界』、『世界のスノードーム図鑑』など多数。

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