ファンが2023年セ・リーグのトピックを予想 村上宗隆が2年連続三冠王を獲得「〇か×か?」
NPB史上、2年連続で三冠王を獲得した打者は過去3人。ファンの予想は意外と… 【写真は共同】
ファンの○×予想(セ・リーグ)
プロ入りして2年連続で20本塁打以上を記録している佐藤輝明。今季は一気に35本を超えてくるか? 【写真は共同】
ヤクルト:村上宗隆が2年連続で三冠王を獲得する
ここ最近、村上ほど「手がつけられない打者」「毎打席注目する打者」は見当たらないが、その村上の「2年連続三冠王獲得」への「〇」は予想以上に少なかった。パ・リーグの山本由伸(オリックス)の「3年連続投手4冠獲得」(○:67.81%)より、圧倒的に少ない。
「〇」=「村神様だから有り得そう」(20代女性・日本ハムファン)
「〇」=「自信をつけている。苦手なコースがない」(50代男性・ヤクルトファン)
「×」=「西川龍馬、または大島洋平が首位打者を獲得する可能性も高いため」(10代男性・広島ファン)
「×」=「岡本が二冠」(60歳以上男性・巨人ファン)
過去3冠王は8人存在するが、そのうち王貞治(巨人)73年・74年、落合博満(ロッテ)85年・86年、バース(阪神)85年・86年と、3人が「2年連続」を達成している。
村上にとっては昨年同様、首位打者が一番難しいだろうが、ライバルとして岡林勇希(中日)、牧秀悟(DeNA)、坂倉将吾(広島)らの名前も挙がった。
DeNA:今永昇太が悲願のタイトルを獲得する
DeNAファンをはじめ、「ファンは今永をこう見ている」という点で的を射ている、興味深い理由が多かった。その代表的なものを紹介する。
「〇」=「今永がフルに投げれば最多奪三振はまず獲れる」(30代男性・DeNAファン)
「〇」=「怪我で離脱しなければ最多奪三振か最優秀防御率を獲得できると思う」(20代男性・オリックスファン)
「×」=「年間通して活躍できないから」(50代男性・中日ファン)
「×」=「投手のタイトルはバンテリンドームの中日が有利だから」(40代男性・中日ファン)
今永はプロ7年間で3度の2ケタ勝利。昨季はセ・リーグ唯一のノーヒットノーランを達成。WBC活躍、タイトル獲得を、メジャー移籍への置き土産とするのだろうか。
今永の昨季の成績は、11勝4敗、勝率.733、防御率2.26、132奪三振。ちなみに昨季は青柳晃洋(阪神)が投手三冠(13勝4敗、勝率.765、防御率2.05)、最多奪三振は戸郷翔征(巨人)の154奪三振だった。
阪神:佐藤輝明が35本塁打以上を打つ
「×」の理由として、「甲子園球場の外野の広さ」「左打者への浜風」を挙げるユーザーが多かった。ファウルグラウンドも広く、阪神打者は「ファウルフライアウト」も多い。プロ入り以来「2年連続20本塁打」は立派だが、ファンは佐藤の現状をどう見ているのか?
「〇」=「岡田監督の元、徹底改善をして大山と共に活躍」(50代男性・阪神ファン)
「〇」=「サード固定で打撃に集中できるため」(50代男性・阪神ファン)
「×」=「波が大きく、スランプが長い」(50代男性・広島ファン)
「×」=「甲子園は入らへんのよ、おーん」(10代男性・阪神ファン)
阪神で過去35本以上の日本人打者は79年掛布雅之48本、49年藤村富美男46本、74年田淵幸一45本、05年金本知憲40本、49年別当薫39本、85年岡田彰布35本の6人しかいない。岡田監督は「佐藤を不動の三塁手に育て上げる」旨の構想を打ち出している。ポジション固定が打撃面に好影響をもたらすか。