ファンが2023年セ・リーグのトピックを予想 村上宗隆が2年連続三冠王を獲得「〇か×か?」
昨季はシーズン10勝と盛り返した菅野智之。2020年以来の最多勝獲得は打線の援護がカギか 【写真は共同】
巨人:菅野智之が復活!最多勝のタイトルを獲得する
セ・リーグの質問に対する回答はだいたいが「〇20%」「×80%」前後なのに、〇が一番少なかった。現役投手ですでに「歴史に残る大投手」であるが、数年前と比べると隔世の感がある。
「〇」=「エースの意地を見せてくる」(10代男性・巨人ファン)
「〇」=「底力はナンバーワン」(60歳以上男性・巨人ファン)
「×」=「年齢的に長い回を投げるのが難しくなってきているように見える」(20代男性・オリックスファン)
「×」=「巨人打線は落ち目、菅野が復活できても最多勝は無理がある」(30代男性・DeNAファン)
菅野の過去タイトル獲得は「最優秀防御率」4度、「最多勝」3度。しかし、新型コロナが蔓延した21年はわずか6勝に終わった。とはいえ、昨季はチーム打率6位の打線にあって、リーグ7人しかいない先発10勝をマークしている。今季34歳。まだまだ老け込む歳ではない。本格派から技巧派への完全なる転身を求められ、今季が正念場と言える。
広島:カープの選手が首位打者を獲得する
昨季シーズン、チーム打率はセ・リーグ1位なのに、「〇」は意外と少なかった。候補は秋山翔吾、西川龍馬、坂倉将吾、小園海斗か。
「〇」=「1位秋山、2位西川、3位坂倉です」(60歳以上男性・広島ファン)
「〇」=「小園選手、坂倉選手に期待」(30代男性・広島ファン)
「×」=「一番可能性の高い坂倉選手は今年捕手に専念する意向であり、十分な打席を稼げない」(10代男性・阪神ファン)
「×」=「新井監督の手腕次第。ライバルが強力」(50代男性・阪神ファン)
昨季、坂倉が打率.288でリーグ9位、小園が打率.266で同18位、途中加入の秋山は打率.265、西川は規定打席不足ながら123安打を放ち、打率.315だった。04年嶋重宣、19年、21年鈴木誠也以来の首位打者に期待がかかる。
中日:根尾昂が先発ローテーションに入る
今回、セ・リーグの質問で一番「〇」の割合が多かったのは、根尾である。コンバートで苦労しているのをファンが知っているせいか、好意的、激励を込めた理由が多かった。プロ5年目、頑張れ、根尾!
「〇」=「先発ローテ入りも、5勝までで負け越し」(40代女性・中日ファン)
「〇」=「6番手に入るから」(30代男性・広島ファン)
「×」=「中継ぎエースとして頑張ってほしい」(10代男性・日本ハムファン)
「×」=「トレードの涌井投手やドラフトの仲地投手など、補強しているから」(20代男性・オリックスファン)
中日の投手陣は層が厚い。「先発」の右投手は柳裕也9勝、髙橋宏斗6勝、そして涌井秀章4勝(楽天から移籍)、新人ドラフト1位の仲地礼亜(沖縄大学)。左投手も大野雄大8勝、小笠原慎之介10勝、松葉貴大6勝。
参考までに「中継ぎ」はロドリゲス45HP、清水達也35HP、「抑え」はR・マルティネス39セーブ。「先発ローテーション最後の6人目」に向け、根尾の奮闘を期待する。
(企画構成:スリーライト)