カーリング北海道選手権、女子は北海道銀行が連覇 男子は北見協会が初優勝し、それぞれ日本選手権へ

竹田聡一郎

前列のKiT CURLING CLUBと北海道銀行(現メンバーで)は共に2年連続2度目の日本選手権出場となる 【写真:北海道カーリング協会】

「代役」のハイパフォーマンスで初優勝に貢献

 北見市常呂町のアドヴィックス常呂カーリングホールで「第42回北海道カーリング選手権大会兼アルバータ杯カーリング大会」が12日まで行われた。

 これは来年1月に開催される日本選手権の地区予選に当たる大会で、男女共に優勝チームは日本選手権出場権を獲得する。準優勝チームは同大会のワイルドカード枠に当たる、日本カーリング選手権出場決定戦に回る。

 男子の部は北見協会が(KiT CURLING CLUB)がスキップの平田洸介を新型コロナウイルスで欠きながらも、三浦善也ー目黒良太ー相田晃輔ー臼井槙吾というオーダーで粘り強い戦いを見せ初優勝を果たした。

三浦(写真左)はスイーパーとしても奮闘し、八面六臂の活躍だった  【写真:北海道カーリング協会】

 特筆すべきはハウスに立ちバイススキップの役割を担った三浦の安定感だ。普段は平田と臼井が作戦面でイニシアチブを取ることが多いが、今大会ではリードとしてしっかりショットを決めながら、戦術面や適切なラインコールでスキップの臼井を支えた。今回はあくまで代役という立ち回りだったが、三浦のリードバイスという新たな試みは今後のチームのオプションになる可能性も示した結果だ。セカンド目黒のスイープ、サード相田のチャンスメイクといったそれぞれのプレーの繋がりも滑らかで、何よりもフィニッシャーとして臼井の出来は出色だった。ここに平田を加えた布陣で悲願の日本一を狙いにいく。

鈴木と、敦賀(写真左)や大内(写真右)ら若手トリオの成長がコンサ浮沈の鍵を握る 【写真:北海道カーリング協会】

 準優勝のコンサドーレも大会初日の2試合をスキップの阿部晋也、サードの大内遥斗を体調不良で欠いた。敦賀爽太、鈴木実倫、清水徹郎の3選手によるスクランブル態勢で挑むも連敗スタートとなってしまったが、阿部と大内が復帰した2日目から決勝までは6連勝と復調し地力を見せつけた。

 それでも決勝では「臼井選手が決勝に向けて調子が上がっていった印象」と阿部が語ったように、北見協会に力負け。今季加入したばかりで公式試合初出場という鈴木が「悔しさと不甲斐なさしかない」と語ったが、このほろ苦いデビュー戦と決勝での惜敗をチーム全体で糧として、まずはワイルドカードを手にしたい。

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著者プロフィール

1979年神奈川県出身。2004年にフリーランスのライターとなりサッカーを中心にスポーツ全般の取材と執筆を重ね、著書には『BBB ビーサン!! 15万円ぽっちワールドフットボール観戦旅』『日々是蹴球』(講談社)がある。カーリングは2010年バンクーバー五輪に挑む「チーム青森」をきっかけに、歴代の日本代表チームを追い、取材歴も10年を超えた。

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