連載:高校野球2022夏「実力校ランキング」

「実力校ランキング・22年夏」東東京編 2強を追うのは11年ぶりの出場を狙う帝京

上原伸一
アプリ限定

関東一の打線は切れ目がなく、機動力もある。特に上位には3番・井坪(写真)をはじめ、強打者、好打者が並ぶ 【YOJI-GEN】

 2014年以降、20年の代替大会を除けば、東東京の頂点に立ったのは二松学舎大付と関東一の2校のみ。前者が4回、後者が3回、甲子園の切符を勝ち取った。今夏も両校が聖地に一番近いところにいるのは間違いない。では、春の東京大会でも決勝を戦った「2強」の牙城を崩すとしたら、果たしてどこか。最も有力なのは、11年夏以来の甲子園を目指す名門・帝京だろう。

<ランキング表はコラムの最後に掲載します>

関東一は「攻守ともスキがない」

二松学舎大付はセンバツで初戦敗退。5回途中で降板と悔しい思いをした布施は、エースとしてチームを引っ張り、再び甲子園のマウンドに立てるか 【写真は共同】

 近年は「西高東低」の傾向が続いていた東京。春は16強のうち10校を「東」が占めた。躍進が目立った「東」にあって図抜けた存在なのが、関東一(秋季:ベスト4/春季:優勝)と二松学舎大付(秋季:準優勝/春季:準優勝)だ。関東一は春の優勝校であり、二松学舎大付はセンバツ出場校。両者の実力は拮抗しており、秋と春の直接対決では1勝1敗である。
  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 次へ

1/2ページ

著者プロフィール

1962年、東京生まれ。外資系スポーツメーカーなどを経て、2001年からフリーランスのライターになる。野球では、アマチュア野球のカテゴリーを幅広く取材。現在はベースボール・マガジン社の『週刊ベースボール』、『大学野球』、『高校野球マガジン』などの専門誌の他、Webメディアでは朝日新聞『4years.』、『NumberWeb』、『ヤフーニュース個人』などに寄稿している。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント