連載:高校野球2022夏「実力校ランキング」

「実力校ランキング・22年夏」千葉編 木更津総合と市船橋がやや抜け出た存在

上原伸一
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木更津総合の好投手の系譜に連なる越井。今春のセンバツでは、山梨学院との1回戦で延長13回を投げ切り1失点、大阪金光に敗れた2回戦でも7回1失点と好投した 【写真は共同】

 センバツに出場した木更津総合、春の県大会を制した市船橋がトップ2と位置づけられるが、10回目の出場を目指す習志野や昨夏優勝の専大松戸、ともに久しく甲子園から遠ざかっている拓大紅陵と銚子商などにもチャンスがあるだろう。果たして、全168校(153チーム)の頂点に立つのは?

<ランキング表はコラムの最後に掲載します>

市船橋はドラフト候補のバッテリーがけん引

強肩強打の捕手・片野は、15年ぶりの甲子園出場を目指す市船橋の攻守にわたる中心選手だ 【YOJI-GEN】

 今年も群雄割拠の様相を呈している千葉。現場からは「(春季大会の)16強以上はどこが優勝してもおかしくない」という声も聞かれる。ただ、そういうなかでも抜けた存在なのが、木更津総合と市船橋の2校である。

 木更津総合(秋季:優勝/春季:ベスト4)はセンバツ出場校であり、2020年の代替大会を除いた過去10大会のうち、実に5回頂点に立った「夏将軍」でもある。28年ぶりに春を制した市船橋(秋季:ベスト8/春季:優勝)も、2007年夏以来となる甲子園を狙える布陣だ。
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著者プロフィール

1962年、東京生まれ。外資系スポーツメーカーなどを経て、2001年からフリーランスのライターになる。野球では、アマチュア野球のカテゴリーを幅広く取材。現在はベースボール・マガジン社の『週刊ベースボール』、『大学野球』、『高校野球マガジン』などの専門誌の他、Webメディアでは朝日新聞『4years.』、『NumberWeb』、『ヤフーニュース個人』などに寄稿している。

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