「実力校ランキング・22年夏」静岡編 常連校の静岡や東海王者などが4強を形成
2年連続・通算27回目の選手権出場を目指す静岡。昨夏に甲子園を経験している山本(写真)、山岸らの存在は心強い 【写真は共同】
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静岡は「負けられない大会」の戦い方を知る
春季県大会で準優勝した静岡は、2年連続での夏の甲子園を狙う。チームの中心はプロも注目する吉田優飛(3年)。身長187センチ、体重88キロの恵まれた体から最速147キロの力強い直球を投じる。打撃も非凡で主軸を務め、ミート力と長打力を兼ね備えている。
甲子園の切符をかけた一発勝負の戦いでは、大勝する必要はない。いかに負ける確率を低くするかが聖地に近づくカギとなる。その視点から考えると、静岡が他校をリードしている。昨夏に甲子園を経験した遊撃手・山本和輝(3年)と三塁手・山岸廉尊(3年)の三遊間はプレーで引っ張るだけでなく、チームを落ち着かせる役割も担う。
2021年3月までチームを指揮し、13年間で甲子園に春夏合わせて7度導いた栗林俊輔前監督が追求した「負ける要因を徹底的に潰す野球」を学んだ選手たちは、負けられない大会への準備と戦い方を知っている。重圧のかかる試合や場面で強みとなるだろう。
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