例年以上にジャイアントキリングが続発 混戦模様のプレミアリーグ序盤戦を総括
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序盤戦を大いに盛り上げる「非ビッグ6」
波乱のシーズンを予感させたのが、昇格組のリーズが王者リバプールを追い詰めた開幕戦。「非ビッグ6」の健闘が光る一方で、リバプールは故障者続出に頭を悩ませる 【Getty Images】
意外性に満ちたそんな序盤戦を盛り上げているのが、エバートン、レスター、アストン・ビラ、サウサンプトン、リーズの「非ビッグ6」。新戦力のハメス・ロドリゲスが瞬く間にフィットしたエバートンが開幕4連勝とロケットスタートに成功すれば、レスターがマンチェスター・シティに、アストン・ビラがリバプールにそれぞれ大勝を飾って驚きを提供。昨季にダニー・イングスがエースとして覚醒したサウサンプトンは、出だしでつまずいたが持ち直し、3節以降は5勝2分け1敗と躍進を続けている。
そして、縦志向の強い攻撃的なスタイルで話題をさらっているのが昇格組のリーズだ。戦術家として知られるマルセロ・ビエルサ監督率いるチームは、格上のリバプール(1節/3-4)やシティ(4節/1-1)を相手にも一歩も引かず、アグレッシブかつスペクタクルなフットボールで互角に渡り合ってみせた。フィールドプレーヤー全員が状況に応じてフレキシブルにポジションを変える高度な戦術を、見事に機能させている鬼才ビエルサのリーズは、今季のプレミアリーグで最も注目すべきチームのひとつだろう。
そんなリーズを熱烈に推すのが、アイドルながら専門家顔負けのサッカー通として知られる日向坂46のメンバー、影山優佳さんだ。とりわけビエルサ監督については、「世界最高峰の戦術家」と、まさにぞっこん。ここにきて開幕当初の勢いにやや陰りも見られるが、チームのポテンシャルを信じる影山さんは、こうエールを送る。
「リーズはまだまだ上を目指せるクラブ。これからビッグクラブをガンガン倒していくためには、ビエルサ監督の采配や斬新なアイデアが不可欠だと思っています。チームと私たちファンを行けるところまで連れて行ってほしいですね」
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王者リバプールを抑えて首位に立つのは
就任2年目のモウリーニョ監督の下、ソリッドな戦いで首位戦線をリードするのがトッテナム。とりわけケインとソン・フンミンのホットラインは強烈だ 【Getty Images】
そのリバプールを抑えて首位に立つのが、ジョゼ・モウリーニョ監督の下、ハードワークをベースとするソリッドなスタイルで勝ち点を積み重ねているトッテナム・ホットスパーだ。けん引車は、ハリー・ケインとソン・フンミンの黄金ペア。フィニッシャーとしてはもちろん、高精度のラストパスでチャンスメーカーとしても機能するケイン以上に強烈なインパクトを放っているのが、推進力のあるドリブルと抜群の決定力を武器にチーム最多の9ゴールをマークしているソン・フンミンだ。7ゴールはケインからのアシストと、文字通りホットラインを形成する。
東大卒のクイズ王で、スパーズ・ファンとして知られる伊沢拓司さんも、ケインとソン・フンミンのコンビを絶賛する1人だ。
「ケインが1列下がってきたときのゲームメイクが、以前よりもはるかにうまくなりましたね。かつてのクリスティアン・エリクセン(現インテル)がやっていたような役割もできているので、すごく攻撃に厚みがある。そして彼が下りてきてできたスペースを、ソン・フンミンが十二分に活用しています」
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「モウリーニョと言えば“2年目”ですからね。残念ながらスパーズはタイトルが獲れないことを日本でも海外でも揶揄(やゆ)されてきましたから、今季、ぜひ1つは獲ってほしい」
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