声優・濱野大輝の心を奪ったベイルが復帰 モウ体制2年目のスパーズにタイトルを!
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泥臭い感じが琴線に触れたのかも…
スパーズのユニフォームを着た濱野大輝さん。「強すぎない」ところが魅力ではあるが、そろそろタイトルが欲しいと本音も 【写真提供:アーツビジョン】
バックスですね。9番(スクラムハーフ)とか、11番、14番(ともにウイング)もやっていました。
──それがどうして、サッカーにハマるようになったんですか?
海外、とくに南半球のラグビーの試合をよくテレビで観戦していたんですが、ちょうどその後にプレミアリーグのライブ中継をやっていて、なんとなく流れで見るようになったんです。それで、次第にプレミアリーグが好きになって。
──ファン歴はどのくらいですか?
しっかり見始めたのは、(ギャレス・)ベイルがトッテナムでデビューを飾った2007年くらいからですから、まだファン歴は浅いんです(笑)。
──熱狂的なスパーズ・ファンと伺いましたが、きっかけは?
それこそベイルですよね。彼のプレーを見て、すっかり心を奪われてしまったんです。
──日本でプレミアリーグが好きな方は、その多くがリバプールやマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルなどのファンだと思いますが、あえてスパーズを応援するのは、やはりベイルがいたからですか?
それもありますがスパーズを応援しがいがあるのは、決して常勝軍団ではないからなんです。良い時代よりも苦しい時代の方が長かったし、スター選手も定期的に出てはくるけど、ビッグネームばかりでチームを固めているわけでもない。補強に関しても、毎年なんとかやりくりしている印象です。そんな、ちょっと泥臭い感じが、なんとなく琴線に触れたのかもしれません。
──強すぎないところが?
まあ、応援しがいはありますよね(笑)。
──ただ、一昨シーズンはクラブ史上初めてチャンピオンズリーグ(CL)のファイナルまで勝ち進みましたね。残念ながらリバプールに0-2で敗れてしまいましたが。
はい。ただ決勝のジャッジについては、まだ納得していないんですよ。
──開始1分のPKの判定ですか?(編集部・注/サディオ・マネのパスがムサ・シソコの腕に当たり、リバプールが先制点となるPKを獲得した)
あれはハンドじゃなかった(笑)。それでも、まさか自分の応援しているチームがあの舞台にたどり着くとは想像もしていませんでしたから、やっぱり気持ちが高ぶりましたね。準々決勝あたりからは、スパーズ・ファンが集まるようなパブに行って、しれっと一緒に応援していたんです。
──スパーズ愛がすごい(笑)。
ここ数年は特に、才能豊かな若手が多く出てきて、面白いサッカーをするようになりましたから。応援にも熱が入ります。
ポチェティーノ時代の流動性もミックスを
モウリーニョの監督就任でカウンター志向が強まった印象はあるが、そのカリスマ性でチームに勝者のメンタリティーを植え付けてくれるはずだと、濱野さんは期待する 【Getty Images】
たしかにそうですね。ただ新しいスタジアムもできたばかりだし、これからは常にプレミアのトップ6、いやトップ4にいられるクラブになっていかなくてはなりません。そのためにも若手を育てながら、強化に関してもうまくやりくりしていってほしいですね。
──若い選手が育っていく過程を見守るのが好きなんですか?
ベテランの選手ももちろん好きなんですけど、ロマンのある選手というか、無限の可能性を秘めた若手に、どちらかというと注目していますね。そういう意味で、スパーズはぴったりなチーム。まだ完全に脂が乗り切っていない、これからスターになるんだという野心を持った若い選手がたくさんいますからね。
──今、スパーズでイチオシの選手は誰ですか?
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