連載:著名人たちの「偏愛フットボール」 我が愛しのプレミアクラブを語り尽くす!

“リーズ推し”日向坂46・影山優佳の夢 いつか奇才ビエルサにインタビューを!?

吉田治良
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「チーム推し」をするタイプではなかったという影山さんだが、全員で走って勝利を目指すリーズのサッカーにシンパシーを感じ、瞬く間に熱狂的なファンになった 【Seed & Flower LLC.】

 日向坂46のメンバーで、アイドルながら専門家顔負けのサッカー通として知られる影山優佳さん。多忙な中、Jリーグも海外サッカーも満遍なく見ているという彼女が今、どっぷりとその「沼」にハマっているのが、リーズ・ユナイテッドだ。ファンになったきっかけ、ビエルサ監督の采配、お気に入りの選手についてはもちろん、サッカーと関わっていく上での将来の夢も、熱く語ってくれた。

小学生の頃は“ドログバ・タイプ”

「世界最高峰の戦術家」「強烈なオーラがある」と、ビエルサ監督を絶賛する影山さんだが、もし現実のコミュニティーで出会ったら、「ちょっと関わりづらいかも(笑)」 【Getty Images】

──影山さんがリーズ・ユナイテッドの熱いファンであることは、すっかり業界でも有名になりましたね。

 まさかこんなに広まるとは(笑)。私がテレビでリーズの魅力を紹介した時に、ちょうどプレミアリーグへの昇格が決まったニュースが重なったりとか、そういうご縁もあったんです。みなさんにも口コミなどで広めていただいて、ありがたいなって思っています。

──近年のリーズはチャンピオンシップ(2部)暮らしが長く、決してメジャーな存在ではありませんでしたが、ファンになったきっかけはなんだったんですか?

 最初は、高校時代にサッカーに詳しい友達から、「(マルセロ・)ビエルサ監督のサッカーが面白いよ」っていう話を聞いたのがきっかけで、それから私も動画や『リーズ・ユナイテッドTV』を見るようになったんです。

──どんなところに心惹かれましたか?

 とにかく初めて見た時は、選手全員がこんなに走るんだって、その運動量の多さに驚かされましたね。そこから、選手たちを走らせている監督に興味が湧くようになって。私もまだまだ勉強中なんですが、監督の考え方によって試合ごとにチームとしての動きが変わっていく戦術の奥深さを感じて、いわゆる沼にハマっていったんです(笑)。

──影山さん自身もプレーされていましたが、そういった「走るサッカー」は昔から好きだったんですか?

 サッカーをやっていたのは小学生の頃で、ポジションはボランチと右サイドハーフでした。技術はなかったけど、当時は男の子にも背の高さで負けていなかったので、プレースタイルはフィジカルでごり押しする“ドログバ・タイプ”(笑)。腕とお尻で相手を押し出すようなプレーをしていたんです。もちろん、ファンタジスタ系の選手にはすごく憧れるし、小さい頃に好きだったのも当時ACミランのカカ選手。ただもともと、11人の選手、監督、そしてファンの全員で試合を作り上げていくサッカーの世界観というのが性に合っていて、だからこそ全員で走って勝利を目指すリーズというチームに、自然と惹かれていったのかもしれませんね。

──サッカーの試合を見るポイントは?
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著者プロフィール

1967年、京都府生まれ。法政大学を卒業後、ファッション誌の編集者を経て、『サッカーダイジェスト』編集部へ。その後、94年創刊の『ワールドサッカーダイジェスト』の立ち上げメンバーとなり、2000年から約10年にわたって同誌の編集長を務める。『サッカーダイジェスト』、NBA専門誌『ダンクシュート』の編集長などを歴任し、17年に独立。現在はサッカーを中心にスポーツライター/編集者として活動中だ。

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