連載:サッカー黄金世代「同窓会」

稲本はシャビに翻弄され、南は歩きすぎ 決勝に小野がいれば… 黄金世代「同窓会」

構成:飯尾篤史
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決勝スペイン戦の先発メンバー。小野は累積警告で出場停止、氏家英行(前列右から2番目)が代役を務めた 【Getty Images】

「これはどうしようもないかもしれない」と小野伸二ですら敗戦を覚悟したポルトガル戦と並び、ワールドユース準V戦士たちにとって、印象深いのが決勝のスペイン戦。開始早々にGK南雄太が痛恨のファウルを取られ、稲本潤一はシャビに翻弄(ほんろう)されるなど、振り返るポイントの多い決勝だが、やはり話題は小野の痛恨の出場停止に行き着くのだった。(出演:小野伸二、稲本潤一、永井雄一郎、中田浩二、南雄太、酒井友之、播戸竜二)※スポナビアプリでノーカット版を全文公開

【本編】テーマ3:印象に残る試合

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シャビに「クルクル」っとされた

スペインの中盤にはシャビが君臨。稲本は軽くあしらわれ、ボールを奪えなかった 【写真:アフロ】

:準決勝でウルグアイに勝った後、トルシエ、すごい喜んでたよね。一人ひとりにキスしてきたでしょ、覚えてない?

播戸:してきた、してきた。それでイシくん(石川竜也)だったかな、すごい嫌な顔をしてて、それを写真に撮られてた(笑)。

:めっちゃ覚えてる。気持ち悪かったもん、急に(笑)。

永井:そう、されたのは覚えてる。「なんだよ」って思ったもん。

小野:雄太は? 印象に残ってる試合。

:まあ、スペインはちょっと強かったなと思って。「伸二がいたらな」っていうのはすごい思ったけど。(※決勝は0-4で日本の敗戦)

小野:見ていても、やっぱり「うまいな」って。外から見ていても思ったもんね、スペインのうまさは。(※小野は累積警告のため、決勝は出場停止だった)
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著者プロフィール

東京都生まれ。明治大学を卒業後、編集プロダクションを経て、日本スポーツ企画出版社に入社し、「週刊サッカーダイジェスト」編集部に配属。2012年からフリーランスに転身し、国内外のサッカーシーンを取材する。著書に『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』(ソル・メディア)、『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』(講談社)、構成として岡崎慎司『未到 奇跡の一年』(KKベストセラーズ)などがある。

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