連載:サッカー黄金世代「同窓会」

播戸、渾身のシュートはまさかの? 死闘ポルトガル戦 黄金世代「同窓会」

構成:飯尾篤史
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ポルトガルとの死闘をPK戦の末に制す。日本はこの勝利で勢いに乗った 【写真は共同】

 カメルーンとの初戦に惜敗したものの、第2戦でアメリカを3−1で下すと、若き日本代表は一気に波に乗る。ラウンド16ではPK戦までもつれ込んだポルトガルとの死闘を制し、準決勝ではディエゴ・フォルラン擁するウルグアイを撃破する――。今回はワールドユース準V戦士たちに、20年前に繰り広げた7試合の激闘を振り返ってもらった。(出演:小野伸二、稲本潤一、永井雄一郎、中田浩二、南雄太、酒井友之、播戸竜二)

ポルトガル戦は先制した? 追いつかれた?

――ワールドユースでは決勝まで勝ち上がり、グループステージ3試合、ノックアウトステージ4試合を戦いました。どの試合が印象に残っていますか?

中田:伸二ある? 印象に残ってる試合。

小野:どことやったっけ?

永井:え?(笑)。

中田:カメルーン、アメリカ、イングランド……。

小野:予選(グループステージ)を突破して、(ノックアウトステージ)初戦がポルトガル?

中田:そう、ポルトガル。で、メキシコ、ウルグアイ、スペイン。

小野:ポルトガル戦って、PKまで行ったよね?

酒井:そう、向こうがひとり退場者を出して。

中田:そう、そう、そう。

小野:数的優位になったけど、先に入れられたじゃん。

酒井:先だっけ?
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著者プロフィール

東京都生まれ。明治大学を卒業後、編集プロダクションを経て、日本スポーツ企画出版社に入社し、「週刊サッカーダイジェスト」編集部に配属。2012年からフリーランスに転身し、国内外のサッカーシーンを取材する。著書に『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』(ソル・メディア)、『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』(講談社)、構成として岡崎慎司『未到 奇跡の一年』(KKベストセラーズ)などがある。

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