連載:サッカー黄金世代「同窓会」

トルシエ監督は日本人に合っていた、でも人としては…黄金世代「同窓会」

構成:飯尾篤史
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ワールドユース準優勝メンバーが20年ぶりに集結。左から南雄太、播戸竜二、稲本潤一、小野伸二、永井雄一郎、酒井友之、中田浩二 【佐野美樹】

 1998年10月、U-19日本代表はアジアユース準優勝に輝き、翌年のワールドユース出場権を勝ち取った。このチームの主軸を担っていたのが、79年生まれのタレントだった。その才能に惚れ込んだフィリップ・トルシエ監督はA代表、五輪代表だけでなく、ユース代表も率いることを希望し、翌年ワールドユースで指揮を執ることになる。その後、トルシエ監督に抜てきされる形でA代表へと引き上げられた黄金世代は、まさに「トルシエの息子たち」――。そこで今回集まった、小野伸二、稲本潤一、永井雄一郎、中田浩二、南雄太、酒井友之、播戸竜二の7人に、まずは彼らの恩師であるフランス人指揮官について語ってもらう。

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ワールドユース準V戦士7人が集結!

――今日は特別に、ゲストとしてトルシエさんをお招きしています。よろしくお願いします!

一同:(拍手)

(トルシエ監督のお面をかぶった播戸がモノマネをしながら、登場!)

一同:(苦笑)

播戸:完全にスベってるやつやん!

一同:(笑)

稲本:熱いな、熱いな、熱いな(苦笑)。

播戸:完全にスベってるやつやな!

一同:(笑)

稲本:めちゃめちゃウケとるよ。

(播戸がお面を外すそうとすると……)

中田:あれ、お面、取るの?

播戸:あ、取らへん?

稲本:ずっと付けたままやで、それ。

小野:やっちゃったな(笑)。

播戸:ここでええの?

(播戸がようやく着席)

稲本:圧がすごいな。

播戸:でも、こうやって、あれやからな、盛り上げてきたからな。思い出すな。

稲本:チームをね。

播戸:20年前を思い出すわ。

小野:播ちゃんが盛り上げてくれたからね(笑)。

播戸:いや、いや、いや。
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著者プロフィール

東京都生まれ。明治大学を卒業後、編集プロダクションを経て、日本スポーツ企画出版社に入社し、「週刊サッカーダイジェスト」編集部に配属。2012年からフリーランスに転身し、国内外のサッカーシーンを取材する。著書に『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』(ソル・メディア)、『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』(講談社)、構成として岡崎慎司『未到 奇跡の一年』(KKベストセラーズ)などがある。

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