齧歯類の下歯がトド松を倒す。メラグラ。 「競馬巴投げ!第153回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

秋のGIから栗東トレセンに行くと言いながら

 まず写真の説明から。秋のGIから栗東トレセンに行くと言いながら、今週はさぼってしまって、過去のものを出します。秋華賞からは最新写真を撮ってきますからね。

[写真1]は今年宮記念週のレッツゴードンキ。セイウンコウセイの2着とよく追い上げた。

[写真2]は昨年桜花賞週のダイアナヘイロー。結局桜花賞は除外となったが、古馬になり千二専門となってからメキメキ結果を出し、このところ4連勝、重賞北九州記念も制覇した。

[写真3]は今年宮記念週のメラグラーナ。宮記念、CBC賞と大きな着となったが、秋初戦セントウルSでは4着と復調気配を示している。

[写真4]は昨年11月、香港スプリントに出掛ける前のビッグアーサーだ。今回はその香港以来の実戦となる。昨年宮記念の優勝馬、巻き返しがあってもおかしくない。

[写真5]モンドキャンノ 【写真:乗峯栄一】

[写真5]は昨年4月、まだデビュー前のモンドキャンノだ。京王杯1着、朝日杯2着の実績がある。短距離王国・安田厩舎からまたチャンプが出てもおかしくない。

[写真6]シュウジ 【写真:乗峯栄一】

[写真6]は今年宮記念週のシュウジ。このところ大きな着が続いているが、阪神CのGII勝ちもある。一発変身はあるかも。

メラグラーナで池添学厩舎初GIを

 久々の大物がいて、連勝してきている馬や、初重賞取って上り坂の馬もいるし、大変な激戦の様相だが、ぼくはメラグラーナから行きたい。それぐらい前走セントウルの追い込み脚はすごかった。上がり32秒台というタイムもさることながら、外を回したのではなく、外に出せず、馬群の中を突っ込んできてのタイムというのが凄い。

 関西馬なのに、中山で3戦3勝というのも何かある気がする。

 村山厩舎開業のときに「テスタマッタというのは吉田和美オーナーが、うちの厩舎開業に合わせて準備してもらったんですよ」と言っていて、その通り、厩舎初勝利と厩舎初GIをもたらした。オーナー・勝負服が同じで、どうもあのときの雰囲気を思い出してしまう。

 メラグラーナは池添学厩舎に初重賞・初GIをもたらすために預託された馬ではないか。

 単(9)メラグラーナ千円。三連単(9)頭固定、ヒモに(10)ビッグアーサー、(11)モンドキャンノ、(16)ダンディレクター、(3)セイウンコウセイ、(7)ダイアナヘイロー、(8)レッドフォルクスの6頭。30点各三百円で九千円。総計一万円。

 秋GIも懲りずに複勝コロガシをやってみる。複(9)に千円。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!2017秋の陣

<今週の1万円勝負(スプリンターズS)>
単勝(9)メラグラーナ×1,000円
3連単(9)メラグラーナ1着軸固定→(10)(11)(16)(3)(7)(8)[60点]×300円=9,000円

<先週の1万円勝負(セントウルS)>
単勝(2)メラグラーナ×1,000円⇒ハズレ
3連単(2)メラグラーナ1着軸固定→(6)(14)(11)(13)(7)(1)[60点]×300円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
+89万6,720円−10,000円=+88万6,720円

2017秋のGI複勝コロガシ

スプリンターズS……複勝(9)メラグラーナ×1,000円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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