井上尚弥vs.キム・イェジュン、チャート戦力比較 2週間前の対戦相手変更――試合でも一波乱か

宮崎正博
アプリ限定

スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥は、防衛V3戦として1.24有明アリーナでキム・イェジュンとの一戦に臨む 【スポーツナビ】

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、1月24日に東京・有明アリーナでWBO同級11位のキム・イェジュン(韓国)と対戦する。IBF、WBOの指名挑戦者だったサム・グッドマン(オーストラリア)が2度にわたってドロップアウトし、急遽組まれた今回のカード。当然ながら、モンスターが圧倒的優位というのが今回の下馬評だ。

 井上尚弥の真髄だけが見たい。その圧倒的な速さ、破壊的なパワーで、たちどころに代理挑戦者、キム・イェジュンを打ち破ってもらいたい。その一点こそが、『1.24有明アリーナ』の見どころである。リザーバーの名前が明らかになったのは、試合のわずか2週間前。だからこそ、興味はモンスターのモンスターたるにふさわしい勝ちっぷりだけに一点集中する。だが、負傷という不可抗力によるものとは言え、試合の延期、あげくは対戦相手変更となるなど、複数の『アヤ』がついた一戦。波乱の気配が皆無とまでは言いきれない。
  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 次へ

1/2ページ

著者プロフィール

山口県出身。少年期から熱烈なボクシングファンとなる。日本エディタースクールに学んだ後、1984年にベースボール・マガジン社入社、待望のボクシング・マガジン編集部に配属される。1996年にフリーに転じ、ボクシングはもとより、バドミントン、ボウリング、アイスホッケー、柔道などで人物中心の連載を持ったほか、野球、サッカー、格闘技、夏冬のオリンピック競技とさまざまスポーツ・ジャンルで取材、執筆。2005年、嘱託としてボクシング・マガジンに復帰。07年、編集長を経て再びフリーになる

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント