道銀、ロコ、中電の三つ巴も鍵握るのは全員10代の最年少チーム? どうなる横浜開催のカーリング日本選手権1次L
Bブロックは優勝経験のある2強への下剋上があるかに注目
SC軽井沢クラブは昨季、日本選手権で初優勝し世界挑戦。しかし、世界選手権は11位に終わったこともあり、昨年はリードだった上野結生とサードを努めていた金井亜翠香のポジションを交換した。「挑戦者の気持ち」と上野結が口にしていたように、勝ってなお変化を恐れずに進化したチームで今大会に挑む。
フォルティウスは今季、吉村紗也香が産休から復帰。近江谷杏菜と小野寺佳歩の国内屈指のスイーパーの名コンビがフロントエンドを組み立て、サードに昨年、吉村の穴を埋めた小谷優奈を配置した。フィフスの小林未奈まで含めた5選手が複数ポジションをこなせるフレキシブルさが強みだ。
優勝経験のある2強を追うフィロシーク青森、東京都協会、チーム御代田も日本選手権出場者をそれぞれ擁する地力を持った3チームだ。
フィロシーク青森は2023年大会で4位に入賞、東京都協会も同大会のラウンドロビン(総当たりの予選)で3勝を挙げている。チーム御代田のスキップ土屋海はロコ・ソラーレの藤澤五月やフォルティウスの吉村などと同学年の“カーリング黄金世代”のひとりで、日本ジュニア選手権で優勝経験を持つ。
SC軽井沢クラブとフォルティウスの直接対決は5日の1次リーグ最終戦だが、それまでに両軍が一癖も二癖もある3チームから白星を3つ並べることができるのか。あるいは個性豊かなこの3チームのいずれかが割って入るのか。未知の国内アリーナアイスということを考慮すると、順当に1次リーグが消化されるかどうかは疑問符がつく。
2日の開幕カードはフォルティウスとチーム御代田の同級生スキップ対決、フィロシーク青森と東京都協会の2年ぶりの顔合わせという2戦となっている。