プレミア12で評価を上げた投手3人&奮闘した野手5人 準優勝に終わった侍ジャパンで活躍したのは誰?

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韓国戦、アメリカ戦と重要な2試合に先発した髙橋。WBCでもエース格として期待したい 【Photo by Gene Wang/Getty Images】

 11月10日(日本時間)から2週間にわたって開催された第3回プレミア12は、チャイニーズ・タイペイの初優勝で幕を閉じた。本稿では、今大会で活躍を見せた侍ジャパンの選手たちを取り上げ、そのプレーについて振り返る。

WBCでもエース&勝ちパターンを期待

髙橋 宏斗 8回 2失点 16奪三振

 大会期間中は2試合に先発登板。15日の韓国戦では7安打を許すも、4回2失点と試合をつくって勝利に貢献。相手打線の主軸であるキム・ドヨンから2打席連続三振を奪うなど、打者19人との対戦で8奪三振を記録する投球で要所を締めた。スーパーラウンドの初戦となったアメリカ戦では、初回に三者三振と最高の立ち上がりを披露。重要な一戦で4回2安打無失点と好投し、チームに勝利を呼び込んだ。2026年に開催されるWBCでも、エース格としての活躍が期待される。
大勢 4回 1失点 3奪三振

 オープニングラウンドでは2試合に登板し、計2イニングを打者6人で終わらせる完璧な投球で2セーブを記録。スーパーラウンドのベネズエラ戦では味方のミスも絡んで失点こそ喫したものの、両軍合わせて24安打が飛び交う打撃戦をしっかりと締めくくった。24日の決勝戦では劣勢の中で9回のマウンドに上がり、2奪三振をマークする力強いピッチングでチームを鼓舞。侍ジャパンのクローザーという大役を全うした。
藤平 尚真 6回 0失点 12奪三振

 勝ちパターンのリリーフとしてチーム最多の6試合に登板してブルペンを支えた。オープニングラウンドのキューバ戦では1点リードの9回に登板。1死満塁のピンチを招くも2者連続三振で切り抜け、スーパーラウンド進出を決めた。今大会を無失点のまま終えた右腕は、打者23人との対戦で12奪三振を記録する快投を披露。決め球のフォークは相手打者のバットがことごとく空を切り、スイングに占める空振りの割合は61%を記録した。

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