今季欧州で株を上げた日本人プレーヤートップ10 A代表の常連がさらに評価を高めるなか、パリ五輪世代から唯一の選出は?

舩木渉
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今季のELで実現したリバプール遠藤(右)とサン=ジロワーズ町田の日本人対決。メガクラブでも十分通用することを証明した遠藤は当然のランクインだが、町田は惜しくも…… 【Photo by Jean Catuffe/Getty Images】

「泣く泣くランク外とした選手」を挙げなくてはならないほど、2023-24シーズンの欧州リーグでは日本人選手の活躍が目立った。リバプールで不可欠な存在となった遠藤航を筆頭に、A代表の常連がさらに評価を高めた印象だが、「今季欧州で株を上げた日本人プレーヤー」のトップ10には、デンマークでブレイクしたパリ五輪世代のエース格もランクインしている。
※成績は5月17日時点

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10位:田中碧(MF/デュッセルドルフ)
※今季リーグ戦成績:29試合・7得点


 デュッセルドルフ在籍3年目でついに定位置を確固たるものにし、ベンチの信頼を力に変えて躍動した。プレーメイクのみならず、10節・カイザースラウテルン戦の決勝ゴールなど、ここぞという場面でネットを揺らし、さらに4アシストと決定的な仕事が劇的に増えている。

 1部昇格を争うチームを力強く牽引するなか、4月下旬に急性虫垂炎で一時離脱を強いられたものの、復帰戦となった4月27日の31節・シャルケ戦で途中出場からゴールを奪うなど勢いに陰りは見られない。残念ながら欠場となったが、4月24日のDFBカップ準決勝の前には、のちにブンデスリーガ1部王者となる対戦相手レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督から、「非常に優れた選手」と名指しで称賛された。この夏、板倉滉や福田師王が所属する1部の強豪ボルシアMGへの移籍がすでに内定しているとも伝えられる。
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著者プロフィール

1994年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学スポーツ科学部卒業。大学1年次から取材・執筆を開始し、現在はフリーランスとして活動する。世界20カ国以上での取材を経験し、単なるスポーツにとどまらないサッカーの力を世間に伝えるべく、Jリーグや日本代表を中心に海外のマイナーリーグまで幅広くカバーする。

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