さらなる躍進に期待のかかる広島 「ベテランと若手の融合」が今季のキーポイント
侍ジャパンの井端監督から、大きな期待をかけられる高卒3年目の田村。さらなる躍進には新たな戦力の台頭が必要だ 【写真は共同】
今回、評価に活用した2つの指標(wRAA、RSAA)は、スポーツナビがプロ野球の週間MVPを選出する企画でも活用しており、指標の解説を以下リンクから確認できる。
※本文は2024年3月17日時点の情報をもとに執筆。
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打たせて取るピッチングを得意とする先発陣
【データスタジアム株式会社】
3番手以降は自身初めて規定投球回に到達してリーグ3位の防御率2.19を記録した床田寛樹や、自己ワーストの11敗を喫した前年からの巻き返しを図る大瀬良大地、新外国人のハッチが続く。若手では、アドゥワ誠や黒原拓未がオープン戦で好投を見せており、先発投手の枚数はそろいつつある。支配力のあるエースピッチャーが不在であるため、強力な先発陣とまではいえないものの、穴のないローテーションとなる見込みだ。
充実した勝ちパターン
想定的な数値で見るとわずかにマイナスとなるが、リリーフ陣には優秀な投手がそろっている 【写真は共同】
救援陣をチームの大きな強みとするためには、それ以外の選手の台頭が求められる。オープン戦ではともに腕の角度を落としたフォームに変更した塹江敦哉、益田武尚が積極的に起用されているほか、昨季は不振だった森浦大輔が好投を続けている。新助っ人左腕のハーン、ドラフト3位ルーキーの滝田一希、右肘の手術から一軍復帰を目指すケムナ誠らでブルペン陣の底上げができるか注目だ。