ペナルティの多さが喫緊の課題。安昌豪が語る勝負のポイントは
相模原DBは、2022-23シーズン覇者に金星をあげた昨季の再現を狙う。岩村昂太キャプテンが勝因に挙げていた「ボールと人がグラウンド内で動き続ける“インプレーの時間”を長くする」ことが今回もカギになるだろう。
相模原DBはハードトレーニングで、心肺機能を高めて疲労状態でもプレーの一貫性を維持することに焦点を当ててきた。フィジカルに自信をもつ相手に運動強度で挑むためには、リーグワーストのペナルティ数を減らし、相手ボールのスクラムやラインアウトの機会を与えないことがポイントになりそうだ。流れをつかむことができれば、速いテンポで攻撃のフェーズを重ね、S東京ベイの強固なディフェンスを削っていけるはずだ。
先発のハーフ団は、今季初めてジェームス・グレイソンとジャック・ストラトンが組む。昨季の対戦で活躍したベン・ポルトリッジの復帰も心強い。フォワードのリザーブにはレスター・タイガースから加わったルイス・チェッサムが名を連ねる。イングランド代表のオリー・チェッサムを兄にもつ新鋭の日本デビューにも期待したい。
フロントローの左には前節がチームデビュー戦となった安昌豪が入った。スクラムにこだわりをもつ、高いワークレートが強みの安は、古巣の横浜キヤノンイーグルスとの試合を振り返りつつ、「ここ5試合のペナルティの多さは、レフリーの頭に入っていると思います。ペナルティを減らすために、われわれの明確なピクチャーを見せることがすごく大事だと考えています。スクラムでは、とくにファーストスクラムを意識していきます」と口にする。
S東京ベイ戦に向けて、「大きいフォワードがいて、強いボールキャリアーがどんどんアタックしてくると思うので、1対1の勝負に負けない気持ちで戦います」と力をこめる。
今節と次節は相模原ギオンスタジアムでのホストゲーム2連戦。地元でイノシシ軍団の勇姿を目に焼き付けよう。
(宮本隆介)
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