春季キャンプで見たい! 期待の若手をチェック

キャンプで見たい若手選手パ・リーグ野手編 期待のドラ1ルーキー2人がトップを分け合う

前田恵
 ファンが選ぶ「キャンプで見たい若手選手」パ・リーグ野手編は、ルーキー2選手が共に15.79%の得票率で同率1位に輝いた。3位以下は、つい数年前に話題を集めたドラフト上位の選手たちがランクイン。大化けして一気にブレイクする選手は誰だろうか? もうまもなく、2023年のキャンプがスタートする。

キャンプで見たい若手選手 パ・リーグ野手編

1位:イヒネ・イツア(ソフトバンク) 15.79%
1位:蛭間拓哉(西武)        15.79%
3位:来田涼斗(オリックス)     12.78%
4位:藤原恭大(ロッテ)       11.28%
5位:渡邉陸(ソフトバンク)     10.78%
6位:松川虎生(ロッテ)       10.28%
7位:野村佑希(日本ハム)      9.52%
8位:内藤鵬(オリックス)      8.27%
9位:太田椋(オリックス)      7.02%
10位:黒川史陽(楽天)        5.01%

ドラフト1位2人のプレーが早く見たい!

レギュラー獲得の期待がかかる蛭間拓哉(写真)とソフトバンクのドラ1・イヒネが票を分け合った 【写真は共同】

 まず、東京六大学通算13本塁打を放った早大のスラッガー・蛭間拓哉(西武)。小学校時代、ライオンズジュニアに所属しており、子どものころから西武に憧れていたという。ドラフト1位指名の即戦力外野手に、「伸び悩んでいる外野陣の起爆剤として、期待しているから」(以下、カギカッコ内は読者コメント)と、ファンも熱いまなざしを向ける。「外野の一角を取れるか注目」だ。

 蛭間と同率1位だったのが、ソフトバンクにドラフト1位指名されたイヒネ・イツア(愛知・誉高)。攻走守揃った大型遊撃手として、12球団のスカウトからマークされた。目標とする選手はソフトバンクの先輩・柳田悠岐。甲子園出場がなく実際にプレーを見る機会が限られていたうえ、トリプルスリーも狙える逸材と評判なだけに「どれくらいの選手か、早く見たい」「話題になっているから」という声が目立った。

 3位から7位までは、2年目以降の選手が名を連ねた。

 得票率12.78%の3位・来田涼斗(オリックス)はルーキーだった21年、NPBの高卒新人選手としては初の「初打席・初球・初本塁打」を記録した。「将来のオリックスの外野を守ってほしい!!」と、吉田正尚(レッドソックス)の穴を埋める選手への大成を願う。

 4位(得票率11.28%)のロッテ・藤原恭大は今季が5年目。1年目から一軍出場を経験しながらも、外野のポジション獲得には至っていない。「そろそろレギュラーを取るところを見たい!」は鴎ファンの心の叫びである。

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著者プロフィール

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

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