春季キャンプで見たい! 期待の若手をチェック

キャンプで見たい若手選手パ・リーグ野手編 期待のドラ1ルーキー2人がトップを分け合う

前田恵

勝負の年を迎える期待の野手たち

野村佑希(写真)や太田椋、黒川史陽など2~4年目の選手たちのブレイクに期待がかかる 【写真は共同】

 5位(得票率10.78%)のソフトバンク・渡邉陸と6位(同10.28%)のロッテ・松川虎生は共に捕手。渡邉には「第二の捕手として頑張ってほしい」、松川には「2年目への期待を込めて^^」と、共にステップアップへの想いを込めたコメントが。

 得票率9.52%の7位・野村佑希(日本ハム)は4年目の昨季、一軍でクリーンアップも打つ活躍で、今季から背番号5を背負う。「4番として成長が楽しみ!」「いずれは球界の顔になってほしい」「未来の侍JAPAN候補」と、その期待度はチームの枠をも超えている。

 8位(得票率8.27%)のオリックス・内藤鵬は中学時代、クラブチーム(東山クラブ)で1位のイヒネと共にプレーした。日本航空石川高を経て今季、ドラフト2位指名。「1年目から話題のパンチ力を見てみたい!」と、高校通算53本塁打の強打者のお披露目を待つ。

 オリックス勢3人目のトップ10入りは、9位(得票率7.02%)の太田椋である。現役時代は近鉄の内野手で、今はオリックスの打撃投手を務める太田暁さんの実息という、親子鷹ならぬ“親子牛”。「1番・セカンド!」とのファンの声に、どう応えるか。

 さて得票率5.01%の10位は、ここまで名前の挙がっていなかった楽天から、4年目の黒川史陽だ。ファンは「昨年ファームでコンスタントに安打を重ねていた。今度は一軍で結果を残してほしい」と、「浅村(栄斗)の後釜として期待」する。

23年のキャンプインは、もう間もなく。今回のアンケートにノミネートされ、読者の票を得た選手たちの一挙手一投足から目が離せない。


(文:前田恵、企画構成:スリーライト)

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著者プロフィール

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

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