春季キャンプで見たい! 期待の若手をチェック

キャンプで見たい若手選手セ・リーグ野手編 身長171センチのスラッガーが注目度ナンバーワン!

前田恵
 ファンが選ぶ「キャンプで見たい若手選手 セ・リーグ野手編」は投手編とは若干異なり、昨年のドラフト会議で話題を集めた期待のルーキーたちが上位に躍り出た。もちろん2年目以降の若手野手も今シーズンでの飛躍を誓う。キャンプでのアピールが楽しみだ。

キャンプで見たい若手選手 セ・リーグ野手編

1位:浅野翔吾(巨人)   得票率 31.46%
2位:松尾汐恩(DeNA)   得票率 18.96%
3位:前川右京(阪神)   得票率 17.80%
4位:森下翔太(阪神)   得票率 17.16%
5位:内山壮真(ヤクルト) 得票率 13.03%
6位:井上広大(阪神)   得票率 11.65%
7位:石川昂弥(中日)   得票率 11.44%
8位:秋広優人(巨人)   得票率 11.23%
9位:土田龍空(中日)   得票率 10.01%
10位:森敬斗(DeNA)   得票率  9.80%

巨人期待のドラ1が2位以下を圧倒!

ルーキーイヤーからの活躍が期待される巨人のドラフト1位・浅野翔吾。キャンプでのフリーバッティングは注目を集めそうだ 【写真は共同】

 2位以下を引き離し、31.46%の得票率で1位に輝いたのは、巨人のドラフト1位ルーキー・浅野翔吾(高松商高)である。身長171センチの小柄な体で、高校通算68本塁打。うち3本を昨夏の甲子園で放っている。多くのスカウトがドラフト前に“浅野詣で”をし、巨人は9月末、早々と1位指名を公言したほどだった。「何より浅野!!!! 小さな力持ちな外野手の今後がとても気になるので、温かいを通り越して激熱な眼差しで見守りたい!!!」(以下、カギカッコ内は読者コメント)「チームというより将来のNPBを背負う1人になってほしいです」と、ファンの鼻息も荒い。ここのところ、いま一つ明るい話題に欠けていた巨人ファンも、ビッグルーキーの当たりクジで息を吹き返したようだ。

 得票率18.96%の2位は、同じくドラフト1位指名でDeNAに入団した松尾汐恩。大阪桐蔭高1年秋まで遊撃手だったことから捕手でありながら内野もこなし、足も使える。「ベイスターズの顔になるべきスター性ある選手」と、期待度も高い。ちなみに「松尾汐恩選手は巨人に入ってほしかった」は欲張りすぎ!

 3位は得票率17.8%で、今季プロ2年目の前川右京(阪神)。昨季は上半身のコンディション不良やケガで、一軍出場はセロに終わった。とはいえ、「将来のミスタータイガースになれる逸材ですので、見てみたいです」「金本(知憲)のようになってほしい」と、ファンは待ち望む。まずはライトの定位置争いに、どこまで食い込めるか。

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著者プロフィール

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

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