名将・西谷浩一の記憶に残る中村剛也世代「今も夢に出てくる試合があるんです」
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腕相撲で負けた時のような感触が手の中に
すごく難しいのですが……監督として初めて優勝した2008年の夏の甲子園ですかね。それまで05年夏は駒大苫小牧(準決勝)、06年夏は早稲田実(2回戦)、07年センバツは常葉大菊川(準々決勝)と、3年連続ですべて優勝校に負けていたんです。腕相撲で負けた時のように対戦相手の強さが手の中に残っていたのですが、相手はウチに勝ったことで一気に頂点まで駆け上がっていったような感じも受けました。
甲子園で優勝するには何が必要なのかを考えながら、08年の新チームがスタートした……と言いたいところなのですが、中田(翔/現巨人)が3年生だった07年夏は大阪大会決勝で(金光大阪に)負けて、さらに秋の大阪大会も準々決勝でPL学園にコールド負けをしてしまったんです。「中田がいたから大阪桐蔭は強かった」みたいなことを言われていた時期でしたし、そんな負け方をしたことで、また甲子園に出られない時期に逆戻りしてしまうのではないかという危機感がありました。
当時は日本一になるというのがどんなことなのか分からなくて、選手たちと一緒に考えながら冬を過ごしましたね。ただ、その手の中に残った感覚を頼りに全国制覇を目指していたんです。
甲子園では「2+4」が「2×4」になる
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