連載:高校野球の盟主・大阪桐蔭の強さの秘密

大阪桐蔭を率いる西谷浩一監督の指導理念「練習が終わって寮に帰ってからが本番」

沢井史
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常勝・大阪桐蔭を築き上げた西谷監督。スカウティングの理念や寮生活の実態などについて、詳しく語ってくれた 【沢井史】

 大阪桐蔭の強さの秘密を探るうえで、この人に話を聞かないわけにはいかないだろう。コーチ時代も含め、20年以上に渡って同校野球部の指導に携わってきた西谷浩一監督。歴代1位となる春夏通算8回の全国制覇を成し遂げ、門下生としてあまたのプロ野球選手を輩出してきた高校球界を代表する名将は、いかにしてこの常勝軍団を築き上げたのか。前・後編の2回に分けてお届けするインタビュー。第1回目はその揺るぎない指導理念に迫る。

「大阪桐蔭でやりたい」と本気で思っているか

――コーチ時代を含め、大阪桐蔭を20年以上にわたって指導されてきましたが、あらためて西谷監督の指導理念を教えてください。

 高校野球で甲子園、日本一を目指すにあたって、全国のたくさんの学校の中からここを選んでくれた子たちが、最終的に「大阪桐蔭に来て良かった」と思えるような指導を心掛けています。

 いつ、そう思ってもらえるかは分かりませんし、もしかしたら思ってもらえないかもしれませんが、2年半預からせてもらう以上はしっかり鍛えて、高校で終わらずに次のステップでも頑張れるところまで繋いでいくのが僕の仕事です。

 彼らが目指すのは、甲子園に出るだけではなく甲子園で優勝することなので、そういう経験ができれば、上の世界にも繋がっていくはずです。人生の中でも将来に大きく関わる3年間ですから、この期間でなんとか礎を作っていきたいと常に思っています。

――中学生を視察する際は、どういった点を重視していますか?

 一番は「大阪桐蔭でやりたい」と本気で思ってくれているかどうかです。そう強く思って入学してきた子は、やはりすごく伸びますから。

1学年20人前後に絞り込んでいる理由

「大阪桐蔭でやりたい」という気持ちを強く持って入部してきた選手は、間違いなく伸びるという。現キャプテンの星子天真もその1人だ 【写真は共同】

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著者プロフィール

沢井史

大阪市在住。『報知高校野球』をはじめ『ホームラン』『ベースボールマガジン』などに寄稿。西日本、北信越を中心に取材活動を続けている。

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