渡辺久信が2025年パ・リーグの順位を予想 優勝は「昨年ベンチから見て嫌だった」チーム
<渡辺久信氏パ・リーグの順位予想>
1位:北海道日本ハムファイターズ
2位:福岡ソフトバンクホークス
3位:埼玉西武ライオンズ
4位:千葉ロッテマリーンズ
5位:東北楽天ゴールデンイーグルス
6位:オリックスバファローズ
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日本ハム優勝のキーマンは清宮&伊藤
新庄監督が就任してからの3年間で、着々と戦力が整備されています。若手が多い分、伸びしろもたっぷりとある。昨年、西武の監督代行として戦う中でも、「日本ハムとやるのはイヤだな」というイメージを持っていました。勝負所やチャンスの場面になると、チームがひとつになって向かってくる強さがあります。
――優勝のキーマンは誰になるでしょうか?
バッターであれば、清宮幸太郎選手ですね。昨年の中盤から後半にかけて、好打者が揃う日本ハムの中でもっとも抑えにくいバッターだと感じました。昨年は規定打席にこそ達していませんが、打率3割をマーク。今まであった“脆さ”が少しずつ消えて、芯でコンタクトする確率が上がってきています。
――ピッチャーのキーマンはいかがでしょうか?
エース格に成長した伊藤大海投手が、1年間ローテーションを守って、結果を残すことができれば、優勝に近付いていくでしょう。また、開幕投手に指名された3年目の金村尚真投手が、中6日で投げ続けることができるか。開幕からローテに入るのは初めての経験です。先発が安定すれば、おのずと中継ぎ陣にかかる負担が減り、夏場以降も戦えるチームになっていくと思います。
――2位はソフトバンク。
戦力が充実し、選手層が厚いのは間違いありません。それでも2位予想にしたのは、甲斐拓也選手に代わるキャッチャーに不安が残るためです。「経験」が重要視されるポジションであり、渡邉陸選手ら若くて楽しみなキャッチャーもいますが、ピッチャーとの信頼関係を築いていくには時間が必要になります。
――誰が正捕手を掴むかにも注目ですね。
そうなります。また、甲斐選手はインサイドワークやスローイングを含めたディフェンス面だけでなく、攻撃面でもとてもイヤな存在でした。配球を読みながら、ある程度割り切って、バットを振ってくる。大事なところで甲斐選手に打たれた記憶がよみがえります。
――昨年は近年ではもっとも高い、打率.256をマークしました。
キャッチャーでそれだけ打てれば、十分でしょう。あとは攻撃陣で言えば、正木智也選手、柳町達選手といった若手有望株が一本立ちできるか。上位は実績のある選手が並ぶだけに、そこに続くバッターの活躍によって、得点力が変わっていきます。
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