なぜ「毎日走っても」それほど痩せないのか?トレーナーが語る納得の理由
そう語るのは、パーソナルトレーナー藤本千晶さん。ダイエット=走るというイメージがついている人にとって、見逃せない言葉です。
しかし藤本さんは、ジョギングは「長期的に体重管理をするためにはとてもオススメです」とも続けています。どういうことでしょうか。
ジョギングは、ダイエット運動としてそれほど最適ではない
有酸素運動を行い、体重がどう変化したかを調査した研究があります。
平均年齢58歳でBMI30.9と肥満の女性を集め、1年間、週5回、45分/回の有酸素運動を実施しました。その結果、体重は平均83.7kgから81.7kgになり、-2.0kgの減少でした(※1)。
体重は落ちるには落ちるが、ほかに適切な運動はある
しかし1年間、週5回、45分/回をかけた結果として-2.0kgはさみしい結果だと言わざるを得ません。
その他での調査でも似たような結果が多数出ており、体重は落とすものの、その程度は労力に対して十分ではありません。
体重60kgの人が30分間、時速7km程度でジョギングした場合に消費するエネルギー量は220kcal程度。ご飯お茶碗一杯よりもやや少ない程度です(※2 7METsで計算)。
体重が重いほど消費するエネルギー量は大きくなりますが、大差はありません。
ジョギングでダイエット効果を出すためには「長期的に継続して行う」こと
先ほど紹介した研究調査では、有酸素運動を1年間行った結果、「食習慣は特に変えず」-2.0kgの体重減少でした。
逆に言えば、食事をとくに変えずとも、有酸素運動をすることで体重を落とすことは可能なのです。
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