栗東滞在個人情報。ロードクエスト 「競馬巴投げ!第132回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

マイルCS出走馬の写真説明から

 マイルCS、まず写真の説明から。

 今週、来週と名神高速が朝6時まで通行止めで、これはまことに微妙な時間で、どうにも有力馬が追いきる朝イチに間に合いそうにない。来週のJCは困ったが、マイルCSについては先週かなり撮影できた(もちろん栗東にいる馬限定だが)。

[写真1]はクラレント。橋口お父さん厩舎から引き継いで、なかなか復活は難しいようだが、2年ぶりの勝利をGIで飾れるか。

[写真2]はサトノルパン。このところ、千二での勝ちが目立つが、鞍上にデムーロを迎えて、距離延長に耐えられるか。

[写真3]はダコール。遅咲きの馬だが、こちらは逆に二千以上のイメージがあるが、マイルで新境地はあるか。

[写真4]はダノンシャーク。一昨年の優勝馬。このところ、やや静かだが、新鋭松山弘平を配して復活はあるか。

[写真5]テイエムタイホー 【写真:乗峯栄一】

[写真5]はテイエムタイホー。マイルのスペシャリスト。最近大きな着が続いて、全く人気がないが、劇的復活はあるか。

[写真6]ミッキーアイル 【写真:乗峯栄一】

[写真6]はミッキーアイル。千二GI2着が続いているが、2歳から3歳にかけてはマイルで5連勝した馬、マイル逃げ切りは十分ありそうに思える。

[写真7]ロードクエスト 【写真:乗峯栄一】

[写真7]はロードクエスト。関東小島茂厩舎の馬だが、早めの栗東入厩で、このレースに備えている。メンバー中唯一の三歳馬だ。

追い比べなら負けないロードクエスト

 肝心の予想だが、モーリスがいないこの混戦メンバー、どうにもロードクエストが気になる。一番人気だった前走富士Sが大きな着で人気を下げているが、最後方からの追い込みにゴール前は疲れたようだった。重い東京馬場も影響したようだ。逆に直線の短い前々走の中山の方が4角前からじりじり上げていって、最後余裕で差している。京都もこの手が使えるはずだ。みんながミッキーアイルを気にして早め仕掛けになり、最後の追い比べに持ち込めれば負けない。

 小島茂調教師は、古くは調教助手時代のミナモトマリノス、最近ではブラックエンブレムなど「早め栗東入り」の経験が豊富で、結果も出している。栗東を一番知っている関東調教師といえる。「栗東滞在の個人情報」を持っている。

 唯一の三歳馬が差しきる。

 単(4)に千円。三単頭(4)固定、ヒモに(16)ミッキーアイル、(5)ヤングマンパワー、(2)サトノアラジン、(8)イスラボニータ、(9)サトノルパン、(15)ネオリアリズムの6頭。計30点。各三百円。総計1万円勝負です。

乗峯栄一の1万円馬券勝負! 2016秋の陣

<今週の1万円勝負(天皇賞・秋)>
単勝(4)ロードクエスト×1,000円
3連単(4)ロードクエスト1着軸固定→(16)(5)(2)(8)(9)(15)[30点]×300円=9,000円

<前回の結果(天皇賞・秋)>
単勝(11)ヒストリカル×1,600円→ハズレ
3連複(11)ヒストリカル1着軸固定→(8)(9)(1)(3)(14)(15)(12)(4)[28点]×300円=8,400円→ハズレ

<前回までの収支>
−30,000円−10,000円=−40,000円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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