sportsnavi

川淵「これから各チーム階層分けをする」
第4回タスクフォース会議 報告記者会見
第4回タスクフォース会合を終えて記者会見に臨むメンバー。左からバイス・コーチェアマン、川淵チェアマン、境田弁護士
第4回タスクフォース会合を終えて記者会見に臨むメンバー。左からバイス・コーチェアマン、川淵チェアマン、境田弁護士【スポーツナビ】

 FIBA(国際バスケットボール連盟)による資格停止処分を受けている日本バスケットボール協会(JBA)の改革を行う「JAPAN 2024 TASKFORCE(タスクフォース)」の第4回会合が28日に都内で行われ、JBAの新たな役員人事案が承認された。


 タスクフォースが開示したJBAの理事候補者リストは以下の通り。


(1)川淵三郎(タスクフォースチェアマン/公益財団法人 日本サッカー協会 キャプテン・名誉顧問)

(2)小野清子(元参議院議員/公益財団法人日本オリンピック委員会名誉委員)

(3)山本一郎(JXホールディングス株式会社 執行役員総務部長)

(4)大河正明(公益社団法人日本プロサッカーリーグ常務理事/一般社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ理事)

(5)三屋裕子(筑波スポーツ科学研究所副所長/公益財団法人日本バレーボール協会女子育成強化委員会ディレクター)

(6)間野義之(早稲田大学スポーツ科学学術院教授/公益財団法人日本体育協会指導者育成専門部会委員)

(7)検討中

(8)検討中


 その後、記者会見に出席した川淵チェアマンは、7番目の候補者にはバスケ界の人材からの選出を検討していることを明かした。この新役員人事案は、29日にJBAが行う臨時評議委員会・臨時理事会を経て、5月13日の第5回タスクフォースにて正式に選任される予定だ。


 また、会合の冒頭と記者会見の冒頭でそれぞれ、チームによる新リーグへの加入申し込みが報道陣に公開され、NBL(日本バスケットボールリーグ)の企業形態チームの5チームとNBDL(ナショナル・バスケットボール・デベロップメント・リーグ)の2チームが加入申請を行った。この時点で加入を済ませたチームは全47チーム中46チームとなり、残る東京海上日動ビッグブルー(NBDL)も「いろいろな事情でまだ持ってきていない」(川淵)が、参入する意思はすでに表明しているとのこと。新リーグへは、対象となる全47チームが参加する見通しとなった。なお、各チームの1〜3部への振り分けは7月30日に発表される。


 なお、JBA事務総長に内定している大河氏が初めて会合に参加。以下の通りあいさつを行った。


「私も幼いころバスケットを愛し、バスケットをやっていた少年でした。これからバスケットの仕事をやっていくということで、大変身の引き締まる思いでもありますし、全力投球しなくてはいけないなと感じております。


 一人でやれることには限界がありますし、一人では何もできないわけでありますから、ここにいらっしゃる皆さまを始め、全国のバスケットボールファミリーの皆さまが、バスケットを強くするという同じ方向を向いて進めるように、微力ながら努力してまいります」


 以下は、会合後に行われた会見の全文。

川淵「成功間違いないな」

登壇者:

[JAPAN 2024 TASKFORCE]

川淵三郎(チェアマン/公益財団法人 日本サッカー協会 キャプテン・名誉顧問)

インゴ・バイス(コーチェアマン/国際バスケットボール連盟 セントラルボードメンバー)

境田正樹(メンバー/四谷番町法律事務所 弁護士)



川淵 今日のタスクフォースは、順調に推移しました。詳細についてはまた改めて報告があると思いますが、(配布された資料で)見ていただいたように、今日は(タスクフォースの会合開始直前に)6つのチーム、今(記者会見の開始直前に)一つのチームに参加申し込みをしていただきました。(合計で)46チームになります。現在(NBL、NBDL、ターキッシュエアラインズbjリーグに)所属しているチームの中では、東京海上日動だけがまだ(申請書を)持って来ていません。いろいろな事情でまだ持ってきていないのだと思いますけれど、一応47チーム全てが出そろいました。そういった意味ではすごく良いスタートが切れると思います。


 これから各チームとのヒアリングを通じて、どこが1部・2部にふさわしいかということで階層分けをすることになります。私としてうれしいのはいろいろなアリーナ新設の話があることです。例えば沖縄市では1万人のアリーナを2017年に向けて着工すると聞いています。東芝ブレイブサンダース神奈川(NBL)……、おそらく川崎東芝になると思いますけれども、川崎市からすでに5千人のアリーナに改造すると言っていただいています。


 これはまた変わったタイプなんですけれど、高松(ファイブアローズ/bjリーグ)が、ある県からの誘致で動こうとしたときに、香川県や高松市がどうしてもよそに行くなと。県と市で全面的にバスケットボールチームを応援するということで、累積債務が解消していなかったものも1カ月の間でめどが立って、地域のトップの企業からスポンサーもしてもらうことが決定して、バスケットボール協会とともに県と市が後援会も作って、いろいろなスポンサーを集めて、全面的にバックアップする動きが出てきました。これも私にとっては狙い通りというか、全体が大きく動いてきているなと思います。


 明日は栃木県の知事、市長とお会いします。その後には千葉ジェッツ(NBL)が船橋市長と提携の調印式を行います。バスケットボール協会会長とともに、そこに私が出席することになっています。今までほとんど各チームが行政の連携が取れていなかったのが、今回の動きをきっかけに、各行政サイドが積極果敢にプロバスケットボールを応援する姿勢を見せていただいていることで、先行きを考えると成功間違いないなというふうに思っています。

川淵「魅力ある代表チームを作っていきたい」

川淵 マーケティングはまだ十分な見通しは立ちにくい状況ですけれど、今の状況から言うとかなりの確率で、多くのサポートをしてもらえるのではないかと思っています。何より肝心なのは日本代表の強化に対してです。今回は、協会が代表強化の日程その他について強制的に参加すべきというような取り組みをしていきたいと思っています。こういう試合があるから、合宿には出られないということは絶対に認めない。マストという状況で代表チームを強化する。そういった物理的な日程もちゃんと確保していく。それは男女含めてではありますけれど、過去になかったことです。


 日本バスケットボール協会のガバナンス、そしてリーグの統一化、強化に関して今、100%満足というわけではありませんけれど、良い方向にタスクフォースが進んでいると皆さんにはご理解いただきたい。良いニュースを多くのファンの方に知らせることによって、バスケットボール界が新たな時代を迎える。新たな代表チームが誕生することをお伝えし、代表チームが見たいという思いにするようなPR活動も含めて、そして選手が入りたいという想いを持ってもらえるような、魅力ある代表チームを作っていきたいと思っております。


 ここにおられる皆さんはほとんど理解されていないと思いますけれど、私が1970年代から80年代にかけて、(男子サッカーの代表監督として)日本代表チームを招集したときに、「代表に行きたくない」という選手が当時はいたんです。代表はまるで弱くて、待遇が悪くて、代表に行くよりチームにいる方がいいということで拒否した選手がいたんです。そういう状況と(今のバスケットボール界は)やや似ているのではないかと思います。


 選手の代表に対する憧れ、夢、そこで活動したいという思い……、そういうことはJリーグができる前後にラモス(瑠偉)やカズ(三浦知良)が出て、代表に対する強い想いと、日の丸をぜひつけたいということが、選手全体を盛り上げて日本代表も盛り上げていった。そういったようなきっかけを、(バスケでも)今回の改革を機に作っていきたいと思っています。


 順調に、全てのチームがプロリーグに参加していただきますので、これからのヒアリングを通じて練習場はあるのか? どういう理念でやっていくのか? いろいろなことを面接しながら、1部にふさわしいチームを選んでいきたいと思います。

スポーツナビ

スポナビDo

イベント・大会一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント