2連勝も沈むクラブハウス 専門医が語る「亜脱臼」と大谷翔平の今後【WS第2戦】
10月26日(現地時間)に行われた、ドジャースとヤンキースによるワールドシリーズ(WS)第2戦。ドジャースは先発・山本由伸が7回1/3を投げて1失点の好投で、4対2で勝利。大谷翔平は七回に盗塁を試みた際に左肩を負傷した 【Photo by Alex Slitz/Getty Images】
デイブ・ロバーツ監督と中島陽介トレーナーが駆け寄る。
ワールドシリーズでは、ベース付近にマイクが埋め込んである。そのマイクが、大谷の声を拾った。
「肩っすね」
――外れた?
「たぶん」
ちょうどそのとき、記者近くの部屋にいたアンドリュー・フリードマン編成本部長が血相を変えて飛び出すと、そのまま足早に階下のクラブハウスに向かった。
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大谷のMRI検査は今後行う
試合後、会見に応じるドジャースのデイブ・ロバーツ監督 【Photo by Kevork Djansezian/Getty Images】
試合後の会見で、デイブ・ロバーツ監督は「左肩の亜脱臼だ」と説明した。
「今日か明日、MRI検査をすることになる。数日以内に、より詳しい状況がわかるだろう。ただ、肩の可動域は悪くない。強さもある。その限りでは、安心している」
心配かとの問いには、「あの瞬間は心配になった。しかし、ストレングステストなどの結果は悪くない。なので、少し安心している」。
肩関節脱臼ではなく、亜脱臼か? 再度確認の質問が飛ぶと、ロバーツ監督は「そうトレーナーからは聞いている」と話した。