世界バドミントン、女子ダブルスで五輪出場権に近付くのはどのペアか
日本の女子ダブルスは、3組が五輪出場権を争う形になっている 【撮影:平野貴也】
日本からは最大枠の4組がエントリー。いずれも世界ランク16位以内と強い。しかし、五輪には同一国から最大2組しか出場できない。2組が出場するには、直近1年の成績が反映される来年4月30日更新の世界ランク8位以内に2組以上が条件となる。世界トップクラスで日本勢同士が「8位以内、日本勢2番手以内」の位置取りを激しく争う形となっている。
東京五輪8強の「ナガマツ」と「フクヒロ」がリード
2大会連続の五輪出場を目指す福島/廣田 【撮影:平野貴也】
日本勢2番手は、全体4位の福島由紀/廣田彩花(丸杉)で5万1135点。21年の東京五輪以降、ともにケガに苦しんできたが、復調傾向にある。2人が横に並ぶ陣形での守備力は、世界屈指だ。世界選手権は、18年、19年に銀メダル。21年は廣田、22年は福島の負傷で欠場しており、福島は「久しぶりの世界選手権になるので、すごく楽しみたい。大きい大会で、五輪レース中。ポイントが……と言われるとは思うけど、あまり考えずに(しばらく)出ていない分、楽しみたい」とプレッシャーを背負い過ぎずに臨む姿勢を示した。世界選手権は、第5シード。メダル獲得には、第2シードのペク・ハナ/イ・ソヒ(韓国)のヤマを突破する必要がある。
3番手から逆転狙う志田/松山、4番手の中西/岩永が世界選手権で激突か
五輪レース4番手の中西/岩永も勢力図を崩しにかかる 【撮影:平野貴也】