春季キャンプで見たい! 期待の若手をチェック

キャンプで見たい若手選手セ・リーグ投手編 1位は初めて投手としてシーズンを始動するあの選手

前田恵
 ファンの「キャンプで見たい若手選手 セ・リーグ投手編」は注目のルーキーといった初見の選手より、おなじみの顔ぶれに票が集まった。特に、得票率ワンツーフィニッシュとなった中日の2選手の飛躍は大いに期待される。

キャンプで見たい若手選手 セ・リーグ投手編

1位:根尾昂(中日)       得票率 28.62%
2位:高橋宏斗(中日)    得票率 26.87%
3位:西純矢(阪神)     得票率 19.48%
4位:小園健太(DeNA)    得票率 19.09%
5位:森木大智(阪神)     得票率 18.88%
6位:井上温大(巨人)    得票率 13.11%
7位:仲地礼亜(中日)    得票率 12.69%
8位:吉村貢司郎(ヤクルト) 得票率 10.85%
9位:及川雅貴(阪神)     得票率  9.95%
10位:堀田賢慎(巨人)    得票率  8.03%

投手として初めて臨むキャンプ

昨季、正式に投手に転向し、今季初めて投手としてキャンプに臨む根尾昂。投手としての飛躍を期待するファンの声が多かった 【写真は共同】

 1位から見ていこう。得票率28.62%でトップに立ったのは、プロ入り5年目を迎える根尾昂(中日)。昨季、野手登録ながらマウンドにも立つ“二刀流”を経て、6月21日付けで正式に投手登録となった。「投手転向後の初キャンプを、どんな姿で迎えるのか楽しみ」(カギカッコ内は読者コメント=以下同)「どこまで化けられるのか楽しみ」と、新たなるスタートに、目が釘付けだ。

 僅差の2位(得票率26.87%)は、同じく中日から高橋宏斗。高卒2年目の昨季は開幕から先発ローテーションに食い込み、6勝7敗の成績を残した。特に後半戦は防御率1.73の安定したピッチング。オフのテレビ番組では、ヤクルト・村上宗隆が「NEXTブレイク選手」と絶賛した。ファンも同様で、「2ケタ勝利は間違いない」「今年大活躍しそうな気がする」と大ブレイクの予感に心躍らせている。

 続いて阪神・西純矢が得票率19.48%の3位。高卒3年目の昨季、『8番・投手』で出場するなど、投打に奮闘を見せた。「投打に楽しみしかない」と、今季も投げて打っての活躍をファンは待ち望む。このオフはツインズ・前田健太との合同自主トレに参加し、ツーシームを伝授されたとのこと。新たな武器を手にした右腕の、今季中のローテ争いに期待だ。

1/2ページ

著者プロフィール

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント