【選手名鑑】2023年シーズンの「背番号1ケタ」に注目してみた! ルーキーが6人、投手は4人のみ

カネシゲタカシ

▲突然ですが背番号クイズです。ヒントはイラストの中に…… 【イラスト:カネシゲタカシ】

スポナビの選手名鑑が新シーズン対応

 スポーツナビの選手名鑑が2023年シーズン版に更新された(写真は後日更新予定とのこと)。まだキャンプ前だというのに、さすがウェブの機動力。野球速報アプリからは一覧ページに簡単にアクセスでき、使い勝手も向上している。片っぱしからポチポチしつつ、今回は野球の花形「1ケタの背番号」に注目してみた。

※リンク先は外部サイトの場合があります

 今年は阪神・森下翔太が「1」、DeNA・松尾汐恩が「5」、西武・蛭間拓哉が「9」など6名の新人が1ケタの背番号を与えられた。とくに森下の「1」は球団のレジェンド・鳥谷敬がつけた番号だけにファンの期待も高まる。
 移籍選手にも注目しよう。西武からオリックスにFA移籍した森友哉の背番号は「4」。一見、捕手っぽくない番号だが、MLBの名捕手ヤディアー・モリーナがつけた憧れの番号と聞くと、途端に輝いて見えるから単純なものだ。日本ハムからソフトバンクに移籍の近藤健介は「3」。文句なしの良番。こういうのもFA交渉の口説き文句になっているに違いない。

 また広島から無償トレードで巨人に復帰した長野久義は、移籍前と同じ背番号「7」に決定した。5年ぶりの電撃復帰は「最後は巨人で」という広島サイドの親心で実現したという。だが巨人は巨人でこの番号をずっと空き番にしていたことから「いずれ長野が戻ったときに」という思いがあったのではないか。こんな想像をふくらませるのも背番号の楽しみ方のひとつだ。

突然ですが背番号クイズです

 プロ野球選手のステータスとされる1ケタの背番号だが、一般的には野手がつけることが多い。だが今季のプロ野球は4人の「投手」が1ケタを背負ってマウンドに立つ。有名なのは楽天・松井裕樹の「1」。そしてソフトバンクは2年目ドラ1の風間球打が「1」、飛躍の5年目にしたいスチュワート・ジュニアが「2」をつけている。

 では、ここでクイズです。今季の背番号1ケタの投手、あとひとりは誰でしょう?







 正解は中日・根尾昂、背番号「7」。今季から正式に投手登録となった根尾だが番号は野手時代のまま。引っ掛け問題のような存在だ。
 ではクイズをもう1問。今季指揮をとる背番号1ケタの監督といえば新庄剛志(日本ハム)で、背番号は「1」。では、新庄監督の“ひとつ前”に背番号「1」をつけたプロ野球監督は誰でしょう?

 多くの人が「巨人時代の王貞治監督」と答えるのではないか。だがそれは間違い。正解はオリックスのテリー・コリンズ監督(2007年~08年)。即答できる人はなかなかの野球通だろう。なお、王監督は1984年から88年まで背番号「1」で巨人の指揮をとった。

 ちなみに新庄監督といえば、昨シーズンの登録名は「BIGBOSS」。選手名鑑でもバキバキに異彩を放っていたわけだが、今年の名鑑ではちゃんと本名に“直っている”。なんだろう、この安堵感。ドームの天井から現れて、2年目で地に足がついた感じ。新球場元年を盛り上げてほしい。

※リンク先は外部サイトの場合があります

1/2ページ

著者プロフィール

1975年生まれの漫画家・コラムニスト。大阪府出身。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にてデビュー。現在は『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)等に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。元よしもと芸人。著書・共著は『みんなの あるあるプロ野球』(講談社)、『野球大喜利 ザ・グレート』(徳間書店)、『ベイスたん』(KADOKAWA)など。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント