キャンプで見たい若手選手セ・リーグ投手編 1位は初めて投手としてシーズンを始動するあの選手
2年目を迎える小園健太が花開くか
昨季は体づくりに取り組み、一軍での登板がなかった小園健太。2年目でどこまで活躍できるか注目だ 【写真は共同】
小園と同じく高卒2年目の森木大智(阪神)は、得票率18.88%で5位にランクイン。こちらも一軍では未勝利ながら、すでに2試合の先発登板を経験している。昨年10月に首を痛めた影響でノースロー調整が続いているが、「プロ初勝利を目指す2年目の成長を見たい」と、その間鍛えた体から放たれる1球が待ち遠しい。
巨人期待の高卒4年目左腕・井上温大が得票率13.11%の6位。「仕草、しゃべり方がかわいい。とてもいいボールを投げるので注目」と、ファンの心を多方面からガッチリつかんで離さない。
ルーキー勢で得票率10%以上を集めたのは仲地礼亜(中日=得票率12.69%)、吉村貢司郎(ヤクルト=同10.85%)の2人だ。仲地は沖縄大、吉村は東芝から、共に即戦力としてのドラフト指名。仲地は「沖縄の大学初のプロ野球選手だから」、吉村は「社会人ナンバーワン投手だから」と、それぞれのバックグラウンドや評価から生まれた大きな期待を背負い、プロ初キャンプを迎える。
(文:前田恵、企画構成:スリーライト)