神村学園・大迫塁、自信を持って最後の選手権へ 「日本一の夢を絶対に叶えて笑顔で終わりたい」
高校最後の大舞台を前に、現在の心境や過去2回の選手権、この1年間の歩みなどについて話をしてくれた大迫。今は「楽しみという気持ちしかない」という 【松尾祐希】
しかし、まだ目に見える結果は残していない。選手権は1年生の時がベスト16、2年生では初戦敗退。悔しさを噛み締め、何度も涙に暮れてきた。まだ勝ち取っていない日本一のタイトル――。注目のレフティ・大迫塁に高校最後の大舞台への想いを聞いた。
※インタビューは12月20日に実施。
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1年生の時に選手権を嫌いになった
寂しい想いはありますね。でも、気持ちは選手権や次のステージに向かっています。
――感慨深さよりも、すでに先を見据えていると?
そうですね。
――大会に向けてプレッシャーよりもワクワク感のほうが強そうですね。
プレッシャーはないし、ワクワクしてますね。早くプレーしたい。明日開幕してもいいくらいです(笑)。
――開幕前の気持ちは、2年生までの選手権とは違いますか?
違いますね。1年生の時は憧れていた選手権の舞台だったので早く試合がしたかったけど、2年生の時は1年生の時に選手権を嫌いになって(良い感情ではないまま)開幕を迎えました。2年生の選手権は初戦で負けてしまったけど、次につながる経験ができたので(嫌な気持ちは)払拭されたんです。3年生になって迎える今大会は楽しみな気持ちしかないですね。
――1年生の時に選手権を嫌いになってしまったんですね。
負けた(3回戦)のはもちろん、自分の持ち味を出せなかったし、選手権独特の雰囲気や空気感に慣れるのが難しくて上手くいかなかった。何も出しきれなかった悔しさがあって、選手権を嫌いになってしまいましたね。
――嫌いになったのは、自分が期待していた姿からはかけ離れていたことも理由ですか?
そうですね。思い描いていた選手権ではなかった。でも、2年生の時は負けた悔しさもあったけど、ゴール前でのチャンスメイクや決定機にかかわる回数が増えた実感があったんです。ゴールに直接かかわる回数が増えればさらによかったけど、「自分としては何もできなかった」という感じではなくて、嫌なイメージは払拭されましたね。でも、チームとしては反省が残りました。上手い選手がたくさんいたけど、組織の面では弱さがあったんです。それは最後の選手権に挑むにあたり、良い教訓になっていますね。
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