高校サッカー選手権・最強校ランキング【2022年版】

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 1917年度に始まった全国高校サッカー選手権大会は、今回で101回目を迎える。第23回、第24回大会は中止になったため、これまでに実際開催されたのは98回。そのすべての大会の成績を基に導き出したのが、この「最強校ランキング」だ。

 優勝=4ポイント、準優勝=3ポイント、ベスト4(準決勝敗退)=2ポイント、ベスト8(準々決勝敗退)=1ポイントと、成績に応じてポイントを設定。そのポイントを合算した合計ポイントにより順位づけをした。なお、8校によって争われた第1回大会は、初戦で敗れた4校をベスト8(=1ポイント)としている。

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解説

名将・小嶺監督の下、80年代から2000年代初頭にかけて冬の選手権を6回制した国見は4位タイ。怪物と称された平山相太(写真中央)は、2年連続得点王に輝いた。今年度の第101回大会に久々に出場する【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

 第1回大会から7連覇を飾るなど、大会の草創期に圧倒的な強さを誇った御影師範が1位。同校は1936年に同じ兵庫の姫路師範(23位タイ)と統合されて閉校となったが、他にも神戸(旧制神戸一中)、明星(旧明星商)、韮崎(旧制韮崎中)、広島国泰寺(旧制広島一中)と、現行の学制に改正される前から強豪として鳴らした学校が多くトップ10に入った。

 現在の高校サッカーファンにも馴染みがある学校では、帝京が御影師範にわずか1ポイント差の2位。2009年を最後に全国の舞台から遠ざかっているが、1970年代に3回、80年代に2回、90年代に1回優勝と輝かしい戦歴を誇る。

 その帝京と並んで戦後では最多となる優勝6回の国見が4位タイ。サッカー王国・静岡で最も多い25回出場している藤枝東が6位に入り、過去30年で全国制覇を5度果たしている市立船橋が7位タイ、四日市中央工が10位にランクされた。

 トップ10の中では唯一、韮崎だけが優勝経験がないが、元日本代表の中田英寿の母校として知られる山梨の雄は、準優勝5回、さらに1930~80年のすべての年代でベスト8入りを果たしている。

昨年度の第100回大会で、下馬評に違わぬ強さを見つけて通算3回目の優勝を飾った青森山田。今大会で連覇を達成すれば、ランキング10位の四日市中央工にポイントで並ぶ【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 今回の第101回大会に出場する高校では、12年ぶりに全国の舞台に帰ってきた既述の国見の他に3校がランクインした。

 そのなかでも近年の充実ぶりが際立つのが、昨年度の優勝校である青森山田だ。昨年度まで4年連続でファイナリストになっており、過去6年で3回頂点に立っているのだから恐れ入る。昨年度の優勝により、東北勢では全国トップの出場回数を誇る秋田商と並ぶ最多ポイントとなり、ランキングでは1年前より1つ順位を上げた。今大会でも優勝候補の一角で、このところの無類の強さを考えればトップ10入りは時間の問題かもしれない。

 夏のインターハイを制し、今大会の優勝候補最右翼と評判の前橋育英は15位タイ。昨年度の大会では悲願の初優勝を飾った17年度以来となる8強入りを果たし、青森山田と同様、1年前から順位を1つ上げた。今大会で前評判通りの強さを見せつけ、2度目の全国制覇を達成できるか注目される。

 今大会の出場校の中でトップ30入りした残る1校は、本田圭佑の出身校である星稜だ。北陸勢では唯一のランクイン。過去2年はいずれも1回戦敗退に終わっており、12~15年度に4年連続でベスト4入り(14年度には初優勝)した頃と比べると最近は勢いがないが、奮起に期待したい。

(企画・編集/YOJI-GEN)

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