元日本代表・大畑大介氏が選ぶ「花園歴代ベスト15」 高校時代に輝いた名手たち

斉藤健仁
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元日本代表・大畑大介氏が選ぶ「花園歴代ベスト15」 【写真:水谷章人/アフロ】

 大阪の“冬の風物詩”である「花園」こと全国高校ラグビー大会が、今季も12月27日から大阪・東大阪市花園ラグビー場で行われる。開幕が迫る中、ここでは「花園」に魅せられた解説者、指導者、識者に「私的歴代ベスト15」を選んでもらった。

 第3回は、自身も東海大仰星高時代に花園に出場し、その後、日本代表のWTBとしてテストマッチ世界最多の69トライを記録した“世界の翼”大畑大介氏に登場いただく。9歳からラグビーを始めた同氏が実際に見た選手だけでなく、映像も含めて“高校時代に輝いた選手・上手かった選手”からベスト15をセレクトした。

FW(8人)

PR 中道紀和(啓光学園・大阪/1988、89年度出場)

【写真:ロイター/アフロ】

 左PRで思い出すのは、神戸製鋼でも一緒にプレーした中道さんです。啓光学園(現・常翔啓光学園)の花園準優勝のメンバーで、すごかったのを覚えています。当時では珍しい、バリバリのフットボーラーでした。スクラムも押すし、ボールキャリーでも目立っていました。プロップでしたが、プロップには収まらないような規格を超えた選手だったと思います。

HO 青木佑輔(國學院久我山・東京/1999~2001年度出場)
 青木選手はめちゃめちゃ印象に残っています。すごいHOでしたね。スクラム、ラインアウトといったセットプレーはもちろん、ボールキャリーの能力も高くて、ゲームマネジメントもできるし、リーダーシップもありました。高校生ながらも、本当に“ラグビー偏差値”の高い、何でもできる頭のいい選手だったなと思います。

PR 山村亮(佐賀工業・佐賀/1997~99年度出場)

【写真:アフロスポーツ】

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著者プロフィール

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーとサッカーを中心に執筆。エディー・ジャパンのテストマッチ全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」、「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー「観戦力」が高まる」(東邦出版)、「田中史朗と堀江翔太が日本代表に欠かせない本当の理由」(ガイドワークス)、「ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「エディー・ジョーンズ4年間の軌跡―」(ベースボール・マガジン社)、「高校ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「はじめてでもよく分かるラグビー観戦入門」(海竜社)など著書多数。

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