予選から波乱続出の高校サッカー選手権 2冠狙う前橋育英が中心も混戦か
帝京、静岡学園、流経大柏、帝京長岡など、強豪が続々と予選敗退……
2冠を狙う夏の王者・前橋育英が筆頭候補
もう一つは、同じくベスト4だった米子北(鳥取)。上記2校とは異なり、守備がベースの手堅いチームで、インターハイの前橋育英戦もPK戦での敗退で惜敗だった。昌平と米子北は、それぞれプリンスリーグの関東、中国で優勝し、12月半ばに行われたプレーオフで来季からのプレミアリーグ昇格も決めており、勢いを保っている。
前回2位の大津、主力がプロ内定の履正社も上位候補
同じプレミアWESTでしのぎを削った履正社(大阪)も充実のラインナップを誇る。ドリブルの名手MF名願斗哉(3年)と攻撃的サイドバックの西坂斗和(3年)は、それぞれ川崎Fと徳島に加入内定。FW古田和之介(3年)は、大津の小林と並び、プレミアWESTで得点ランク2位タイにつける活躍を見せた。インターハイでは16強止まりだったが、上位に食い込む力を持っている。プレミアEASTで4位となった青森山田(青森)も連覇の可能性は十分に秘めている。