帝京・前田元監督が選ぶ!甲子園のスター5選 「50年の監督人生で最も衝撃を受けた打球」
甲子園出場26回を誇る帝京・前田元監督から見た大谷翔平のすごさとは? 【写真は共同】
「高校生の選手には捕れない。危ない」
前田 2011年、あの東日本大震災の年の夏、初戦で花巻東と対戦したのですが、2年の大谷選手は先発投手ではなく、3番・ライトで出てきました。最初の打席は四球、2回に2打席目が回ってきたのですが、カーン!と良い当たりをした後、僕は「あれ?」と。打球が速くて見えなかったのです。その後、セカンドの阿部健太郎が逃げるようにして捕ったのはわかったのですが、打球が速くて見えないなんてことは、甲子園に26回出させてもらっている中で一度たりともない。三塁側のベンチからだから、左バッターのセカンドライナーはよく見えるはずなのに、それが見えなかったということは、よっぽど打球が速かったのでしょうね。うちのセカンドの阿部は、歴代の中でもトップクラスの運動能力の高い選手なので反応して捕れたと思いますが、普通の選手だったら危ない。顔にぶつかっているかもしれない。そのぐらいの打球速度でした。
3打席目は死球で、4打席目にレフトへ流して、レフトライナーかと思ったら、フェン直。それも打球が速すぎて一塁ベースでストップです。ピッチングというよりも、あの打球の速さがすごかった。高校生では捕れない。危ない。そう思いましたね。
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