今夏のサッカーインターハイは混戦模様 青森山田の対抗馬となりそうな学校は?
連覇を狙う青森山田も上位候補だが、今季は混戦が予想される 【平野貴也】
連覇を狙う青森山田、不安定ながらも復調気配
タレント揃いの前橋育英や神村学園も上位候補
前橋育英高校もプレミアリーグEASTで上位で優勝候補の一角 【平野貴也】
西日本では、プリンスリーグ九州で無敗の神村学園高校(鹿児島)が注目される。FW福田師王(3年)は国内外でプロクラブの争奪戦が展開されている、世代最高評価のストライカー。右足を痛めており、県大会後の九州大会ではプレータイムを制限。6月はリーグ戦を休んだ。インターハイには間に合う見込みだが、どのようなコンディションで臨むか注目される。主将を務めるMF大迫塁(3年)は、来季のC大阪加入が内定。攻守の柱としてチームをけん引する。福田、大迫ともに1年次からチームの主力。注目され続けた2人の逸材が最高学年を迎え、過去最高ベスト4の更新、そして初の日本一を狙う。主将の大迫は「目標は、もちろん優勝」と話し、エースの福田も「自分の価値を証明する大会」と意気込んでいる。
ほかにも注目チームがある。昨年の全国高校選手権で準優勝の大津高校(熊本)は、プレミアリーグWESTで12チーム中11位と苦しんでいるが、中央を固める守備、サイドからのアタックという基本戦術を徹底しながら戦うことでチームがまとまってきている。U-19日本代表の長身FW小林俊瑛(3年)は「攻撃は声を掛け合って改善してきている。昨年、準優勝で終わって、今年こそはとみんなが思っている。最初のチャンスが夏。個人としては、クロスへの入り方は昨年より改善できているし、得点王を狙っている」と手応えを話した。