今夏のサッカーインターハイは混戦模様 青森山田の対抗馬となりそうな学校は?
昌平の荒井、東山の阪田らJ内定選手も
昌平高校のMF荒井は、ルヴァン杯でプロ公式戦も経験済み 【平野貴也】
もう一人、東山高校(京都)のMF阪田澪哉(3年)もC大阪に加入が内定している。東山は、昨季は、夏も冬も全国ベスト8。冬の全国高校選手権は準々決勝で敗れたが、優勝した青森山田に1-2と最も肉薄した。2年生の多いチームだったため、主力が残っており、有力候補に名の上がるチームだ。中でもMF阪田は、スピードのあるドリブルで攻撃の主軸となっていた。U-18日本代表にも選出されており、右サイドからのアタックでチームの攻撃を引っ張る。ほかに、履正社高校(大阪)のMF名願斗哉(3年)もプロ入り濃厚の実力者で、ドリブルからゴールを生み出すプレーには注目が集まる。
最大の敵は、またもコロナか
そして、参加チームにとっては、戦いの前に最大の敵がいる。第7波が流行している新型コロナウイルスだ。7月に入ってから、チーム内感染者発生のために延期されている公式戦が続出している。昨季は、冬の全国高校選手権で準決勝まで勝ち上がった関東第一高校(東京)が、新型コロナウイルスの陽性者が出たため辞退を余儀なくされる出来事もあった。その関東第一も全国大会出場を決めており、FW本間凛(3年)は「(準決勝で対戦予定だった)大津と戦いたい」と幻のカードの再現を望んだ。無事にピッチに立つという最初の戦いを乗り越え、ライバルとの争いを制して頂点に立つのは、果たしてどのチームか。