パ・リーグ新外国人「期待度ランキング」1位はMLB本塁打王並みのパワーの持ち主
稲葉GMとともに入団発表に臨んだ日本ハムの4人の新外国人選手(左からガント、ポンセ、アルカンタラ、ヌニエス)。この中の誰が何位に? 【写真は共同】
※リンク先は外部サイトの場合があります
10位:ゲレーロ(ロッテ/投手)
南米コロンビア出身の剛腕リリーバー。昨年は井口監督の古巣であるホワイトソックスの傘下、3Aシャーロット・ナイツでプレーし、防御率6.63ながら奪三振率は11.8を記録した 【写真は共同】
難点は制球。マイアミ・マーリンズに在籍し、メジャーで各50登板以上の2018〜19年は、与四球率4.66と7.04。シカゴ・ホワイトソックスの3Aで18登板の昨年も、19.0イニングで12人を歩かせた。打者をねじ伏せる力を持つ一方で、四球を連発する危険性も低くない、典型的な荒れ球のハードボーラーだ。当たりか外れか、どの登板も投げてみるまではわからない。
9位:マルモレホス(楽天/外野手)
昨季は3AでリーグのMVPに選出された。メジャーには20年にデビューし、過去2年で計10本のホームランを打っている 【写真は共同】
ただ、外野の候補は多く、一塁とDHも空いているわけではない。出足でつまずくようだと、常時出場とはいかず、本領を発揮できないままベンチを温めるという状況に陥りかねない。
8位:ガルビス(ソフトバンク/内野手)
同じスイッチヒッターの内野手ということで、南海、ダイエー時代のホークスでプレーしたバナザードと比較する声も。オープン戦ではこれまで1番・遊撃で起用されている 【写真は共同】
もっとも、打率が.265を超えたシーズンは一度もない。選球眼も良くなく、出塁率はキャリア最高でも.309(17年)に過ぎない。また、15〜17年の3年連続二桁盗塁に対し、19〜21年は合計6盗塁。近年は、守備のパフォーマンスも低下傾向だ。年齢は32歳。あまり大きな期待をせず、それなりのパワーがある内野のユーティリティと見るべきだろう。