パ・リーグ ルーキー即戦力度ランキング 4球団競合の隅田知一郎を抑えての1位は
オープン戦初登板のオリックス戦でパーフェクトリリーフ。その後も安定した投球を見せるロッテの廣畑敦也は、開幕1軍に向けて存在感を増している 【写真は共同】
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10位:安田悠馬(愛知大→楽天2位/捕手)
そのパワフルな打撃と風貌から、須磨翔風時代は“青ゴジラ”と呼ばれた楽天の安田悠馬。西武・森友哉のような左の「打てる捕手」として大成するか 【写真は共同】
たくましい体格を利したパワーはもちろんだが、スイングに柔らかさがある点も特長。ヘッドが遠回りしないため、打球が切れることがない。大学生活最後となった4年秋の至学館大戦では2打席連続でバックスクリーンを直撃する特大のホームランを放っている。捕手の経験は浅く、守備面には不安が残るものの、地肩の強さは申し分ない。「打てる捕手」としてアピールに成功すれば、1年目からある程度の出番は得られるだろう。
9位:北山亘基(京都産業大→日本ハム8位/投手)
ドラフト8位の北山亘基だが、ヤクルトとのオープン戦で三者連続空振り三振、最速156キロをマークして、一気に新守護神候補の期待が膨らんでいる 【写真は共同】
大学4年時は好投しながら勝ち星に恵まれない不運な時期もあったが、それでも春は4勝をマークして最優秀投手賞を受賞。好調時のストレートは150キロを超え、カーブやチェンジアップで緩急をつけるのも上手い。コントロールも安定しており、なぜ8位まで指名されなかったのか不思議なくらいだ。リリーフであれば、1年目から1軍で好成績を残す可能性が高い。
8位:水野達稀(JR四国→日本ハム3位/内野手)
日本ハムの新人で唯一キャンプインから1軍に同行する水野達稀。3月5日の巨人とのオープン戦では2点適時打を放つなど、開幕スタメンへアピール 【写真は共同】
守備は堅実さにやや欠けるものの、脚力を生かしたフットワークの良さが目を引く。社会人まではショートでの起用が多かったが、セカンドも問題なくこなせる。走攻守いずれもハイレベルだけに、二遊間のレギュラー争いに加わったとしても驚きはない。